「富める側」に残るため、しなければならないこと
現在、そしてこれから迎える次の新時代に備えて、我々は何をしなければならないのか。そして何をしてはいけないのでしょうか。
生活に困らない、不自由なく暮らすためにはどう生活防衛すればよいのか。この点が最重要ポイントです。
富裕層にはなれなくても、少しでも富めるグループの側に残りたい、誰もがそう思うでしょう。読者のみなさんも、関心のひとつはそこにあると思います。
資産形成においていちばんポピュラーなのは株式投資や不動産投資でしょう。金(ゴールド)への投資という選択肢もある。上級レベルの投資家ならば暗号資産(仮想通貨)という手もあるでしょう。
いろいろな選択肢がありますが、次の時代を生き抜くためには、お金全般に対する教養、リテラシーの向上が何よりも大切になります。
当然、世界情勢や未来に対する大局観も必要ですが、それも「How to live wealthy(いかにして裕福に暮らすか)」という視点をもつことが大前提です。日々の生活に苦しむ状況では、世界情勢の先行きどころではありません。
日本が本格的な格差社会に突入することはもはや避けられません。お金持ちと貧しい人の差が一層明確になる。
アメリカではすでに住所を聞いただけで、その人の経済的レベルがわかってしまう状況が生まれています。同じニューヨークのマンハッタンでも、住む場所によって経済的格差が明らかになっているのです。
私がアメリカで仕事をしていた頃と比べても信じられないレベルです。人々は好むと好まざるとにかかわらずその格差を肌で感じているでしょう。
『年収は「住むところ」で決まる』(エンリコ・モレッティプレジデント社)という本が日米でベストセラーになっているのが実に象徴的です。
職業、労働、賃金のあらゆる分野でこれまでのやり方、習慣、プライオリティ(優先順位)が通用しなくなっている。2023年は世界と日本のパラダイムシフトがいっそう鮮明になる年として歴史に刻まれることになるかもしれません。
菅下 清廣
スガシタパートナーズ株式会社
代表取締役社長
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