(※写真はイメージです/PIXTA)

都内の高級賃貸マンションに住む佐藤さん(仮名・66歳)。現役時代は国内の超大手企業に勤め、ピーク時の年収は約2,000万円ありました。夫婦仲もよく、誰もが羨む生活を送る佐藤さんですが、「老後破産の危機」に頭を悩ませています。いったいなにがあったのでしょうか。FP Office株式会社の石井悠己也FPが、佐藤さんの老後破産危機の原因と回避する方法について解説します。

老後破産を避ける「3つ」の方法

佐藤さんが老後破産を避けるためには、以下の3つの方法が有用です。

 

1.ライフプランの見直し

現役時代には高収入であっても、年金暮らしとなれば老後収入が減少することが予想されます。したがって、これを見据えてライフプランを見直す必要があるでしょう。収入の変動やライフイベントに応じて、支出の見直しや資産運用を行うことが重要です。

 

特に、住宅費などの固定費は毎月同じだけ負担がかかるため、佐藤さんの場合は都内の一等地から郊外に移るか、賃貸をやめマイホームの購入を検討してもいいかもしれません。“負動産”となってしまったリゾートマンションも、今後のことを考えると底値でも手放したほうがいいでしょう。

 

ライフプランを見直す際には、FPなどの専門家に相談するのもおすすめです。

 

2.健康管理

健康の維持は老後の生活を安定させるために欠かせません。バランスの取れた食事、適度な運動、ストレス管理など、健康的な生活習慣を確立することが重要です。定期的な健康チェックや予防医療にも積極的に取り組むことが必要です。

 

3.不動産の適切な管理

不動産投資を行う場合は、将来の需要や市場動向を十分に考慮し、リスクを最小限に抑えられるよう適切な管理を行うことが重要です。資産の運用計画や将来の売却なども含めて、専門家のアドバイスを受けることが望ましいです。

 

富裕層でも老後破綻の可能性があることを考慮し、早めの対策と計画を立てることが重要です。将来の不確定要素に備え、持続可能な生活を送るためには、資産運用や健康管理、ライフプランの見直しといった継続的な努力が必要になってきます。

 

 

石井 悠己也

FP Office

ファイナンシャルプランナー

 

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