生前整理を行う際のポイント
生前整理を行う際には、どのような点に注意すればよいのでしょうか? ここでは、生前整理を行う際のポイントについて解説します。
一気にすべてをやろうとしない
生前整理は、一気にすべてをやろうとしないことがポイントです。
長年の生活で積み重なった物の量は膨大であり、すぐに片付けきれるようなものではありません。一気にやろうとしてしまうと途中で疲れてしまい、なかなか整理が進まなくなってしまうでしょう。
また、一気にやろうとすると途中で面倒になってしまい、「すべて捨ててしまおう」という極端な思考になってしまう可能性もあります。必要なものまで捨ててしまえば、その後の生活が不便になって結局買い直すことになるなど、不都合が生じるかもしれません。
そのため、生前整理には時間がかかることを知っておき、「今週は衣服だけ」「今週は書籍だけ」「今週は預金を解約しよう」というように、小分けにして進めていくとよいでしょう。
家族に相談しながら行う
生前整理をする際には、家族にも相談をしながら行うとよいでしょう。たとえば、自分にとっては「ただの安い食器」であったとしても、家族にとっては「小さいころの食卓を思い出す、大事なお皿」かもしれません。
家族に相談し、可能であれば家族と共に行うことで、家族が欲しい物を持っていってもらうことが可能となります。また、いざというときに備え、家族にどこになにがあるのかを教えるきっかけにもなります。
信頼できる家族に財産の内容や通帳の保管場所などを教えておくことで、相続が起きた際の手続きがスムーズとなりやすいでしょう。
「モノ」の整理は買取業者などの活用も検討する
物が多い場合には、自分ですべてを整理することは容易ではないでしょう。また、物をため込んでしまいやすい人の場合には、自分で整理をしようとするとほとんどの物が捨てられず、いつまで経っても片付かないということにもなりかねません。
その場合には、思い切って生前整理の専門業者や買取業者などに依頼することもひとつの手です。ただし、生前整理を請け負う業者は玉石混淆であり、なかには悪質な業者もいるようです。依頼する際には信頼できる業者を選び、自分のみならず家族にも立ち会ってもらうとよいでしょう。
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