(※写真はイメージです/Pixabay)

※本稿は、チーフリサーチストラテジスト・石井康之氏(三井住友DSアセットマネジメント株式会社)による寄稿です。

2023年7月の注目イベント

■7月は日米欧の金融政策決定会合が開かれます。まず、米連邦公開市場委員会(FOMC)が25日~26日に開催されます。6月のFOMCでは、米連邦準備制度理事会(FRB)が政策金利を据え置く一方、政策金利見通し(ドットチャート)で年内あと2回の利上げを示唆しました。FRBのパウエル議長は、利上げの有無は「データ次第」の判断になると強調しており、7月FOMCで利上げ実施となるか注目されます。

 

■欧州中央銀行(ECB)の理事会は27日に行われます。ECBのラガルド総裁は前回理事会後の記者会見で「7月に利上げを続ける可能性が高い」と述べており、ECBは追加利上げを決めるとみられます。日本の金融政策決定会合は27日~28日に行われます。日銀が物価見通しを上方修正する可能性が高いとみられるなか、長短金利操作(イールドカーブ・コントロール)を修正するか注目されます。

 

■経済指標では、日本の6月日銀短観や、米国、欧州、中国の4-6月期GDPが発表されます。各国・地域の景気動向を確認するうえで注目されます。

 

【図表】各国・地域の経済指標、金融政策決定会合等イベントの予定(2023年7月)

 

※個別銘柄に言及していますが、当該銘柄を推奨するものではありません。

※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『7月はFOMCで「利上げ」実施か、日銀「長短金利操作」の修正はあるか【ストラテジストが解説】』を参照)。

 

石井 康之

三井住友DSアセットマネジメント株式会社

チーフリサーチストラテジスト

 

 

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