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保有商品の売却のデメリット
投資初心者
すごく良さそうな投資信託の新商品を見つけました。今後伸びる予感がするので、今積み立てている商品を売却して新商品を購入しようと考えているんですけど、どう思いますか？
横山FP
うーん。保有資産を売ってしまうのはおすすめできないね。
投資初心者
どうしてですか？
横山FP
長期投資で商品を売るのってデメリットが多いんだ。売却に手数料がかかる場合が多いというのもそうだけど、一番のデメリットは複利効果の恩恵が少なくなること。長期投資の強みっていうのは、複利効果の存在によるところが大きいからね。
投資初心者
そうか。商品を売却すると、以降は複利効果が期待できないですもんね。
横山FP
その通り。せめて売らずに持ち続けたほうがいいね。
投資初心者
でも、新商品が出るとなんだか、気になってしまいますね。
横山FP
気持ちはわかるけど、新しい商品が優れている、とは限らないからね。新しい商品だと運用成績がほとんどないから、良し悪しを判断する材料が少ない点もネックになるよ。
投資初心者
なるほど。新しいからこそのデメリットもあるんですね。
横山FP
優秀に見える商品でも、実際に運用を開始したら成績が安定しないこともあるんだ。新商品を購入するなら慎重に検討しよう。
＜注釈＞
・「信託報酬」とは……投資信託の運用・管理を行うやめに発生する経費のこと、投資信託を保有している期間中は、毎日信託報酬額を残高から差し引かれる。そのため、商品選びでは信託報酬率が非常に重要となる。
・「純資産総額」とは……ファンドに組み入れられている株式や債券などの資産の時価総額のことで、ファンドの規模を表す。基準価額に保有者全員の口数を掛け合わせて求められる。
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