(※写真はイメージです/PIXTA)

「日経新聞の切り抜き」を25年間継続し、会社四季報を100冊読破した複眼経済塾の渡部清二代表は、有望銘柄には「中小型成長株、業績回復株、優良株、バリュー株、老舗株」という5つのタイプがあるといいます。今回はそのなかから「優良株」に焦点をあてて、株価が10倍(テンバガー)になる可能性を秘めた具体的な有望銘柄をみていきましょう。

業界トップシェア企業は「価格競争力」が高い

3.業界トップシェアを誇る企業

市場におけるトップシェアの企業の強みは、先のオンリーワン企業、グローバルニッチトップ企業とほぼ同じで、価格競争力が強いことだ。

 

とくに世界市場でトップシェアを誇る企業であれば、競合他社への影響力が強く、価格決定の点でイニシアティブを握ることも可能だろうし、何と言ってもトップシェアということ自体が強いブランド力につながる点が魅力だ。

 

『会社四季報 2022年4集 秋号』で、業界トップシェアを誇り、なおかつ、今期営業利益率が10%以上の銘柄は、たとえば、

 

美容室向けヘア化粧品専業でトップのミルボン(4919)、

ウエハー用研磨材で世界トップシェアのフジミインコーポレーテッド(5384)、

ガス器具トップのリンナイ(5947)(本企業のみ営業利益率9.8%)、

個別半導体用テスター(測定装置)で世界トップクラスのテセック(6337)、

人工透析用など留置針で国内トップのメディキット(7749)、

育児用品で国内トップのピジョン(7956)

 

などが挙げられる。

 

 

渡部 清二

複眼経済塾

代表取締役塾長

 

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※本連載は、2023年2月25日刊行の渡部清二氏による著書『10倍株の転換点を見つける最強の指標ノート』(KADOKAWA)より一部を抜粋・再編集したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。本連載は、証券投資の勧誘を目的としたものではありません。 最終的な投資決定は、ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。本書、本連載を利用したことによるいかなる損害などについて、著者および幻冬舎グループはその責を負いません。

10倍株の転換点を見つける最強の指標ノート

10倍株の転換点を見つける最強の指標ノート

渡部 清二

KADOKAWA

いつも読んでいる記事・数値がお宝株のストーリーに変わる! 会社四季報を100冊読破し、日経新聞の切り抜きを25年間行い、指標ノートを9,000日以上記録し続けた投資のプロが贈る「三種の神器」の投資術! 1日5分、11項目の…

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