(※写真はイメージです/PIXTA)

※本記事は、三井住友DSアセットマネジメント株式会社による寄稿です。

為替

ここ2週間の豪ドルの対円レートは、大きく上昇しました。6月6日に豪州準備銀行(RBA)は0.25%の利上げを実施し、追加利上げの可能性を示唆しました。一方、米連邦準備制度理事会(FRB)は年内の追加利上げを示唆しながらも政策金利を据え置きました。さらに、15日に発表された豪州の5月の雇用統計が良好な内容だったことが好感され、これらを背景に豪ドルの対円レートは大きく上昇しました。ただし、20日に発表されたRBAの6月会合の議事録の内容から追加利上げ観測がやや後退し、豪ドルの上昇幅は抑えられました。

 

金利

ここ2週間の豪州3年国債利回りは、上昇しました。6月6日のRBAの金融政策決定会合で市場の大方の予想と異なる利上げが実施され、さらに追加利上げの可能性が示唆されました。さらにFRBが年内の追加利上げを示唆したことや、豪州の5月の雇用統計が良好な結果だったことから、豪州の3年国債利回りは上昇(債券価格は下落)しました。ただし、20日に発表されたRBAの議事録の内容から追加利上げ観測がやや後退し、豪州3年国債利回りの上昇はやや抑えられました。

 

 

 

※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『豪ドル円、追加利上げ観測「やや後退」でも本日22日は96円台に…2023年6月6日~6月20日のオーストラリアマーケット動向【マーケットのプロが解説】』を参照)。

 

(2023年6月22日)

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