(※写真はイメージです/PIXTA)

※本記事は、三井住友DSアセットマネジメント株式会社による寄稿です。

為替

ここ2週間の豪ドルの対円レートは、上昇しました。5月31日に発表された豪州の4月の消費者物価指数(CPI)が市場予想を上回ったことに加え、7月1日から最低賃金が引き上げられるとの発表がありました。このため、6月の豪州準備銀行(RBA)の金融政策決定会合での利上げを見込む動きが一部でみられるようになり、豪ドルの対円レートは上昇しました。会合前の市場予想では政策金利据え置きが依然として半数以上を占めていたものの、結果は0.25%の利上げが実施され、一段と豪ドル高円安が進行しました。

 

金利

ここ2週間の豪州3年国債利回りは、上昇しました。5月31日に発表された豪州の4月のCPIが市場予想を上回ったほか、7月1日からの最低賃金引上げの発表などから、6月のRBAの金融政策決定会合での利上げを見込む向きが増え、実際にRBAは0.25%の利上げを実施しました。こうしたことを背景に、6月に入り豪州の3年国債利回りは上昇(債券価格は下落)しました。

 

 

※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『利上げを経て、豪ドル円「93円台」に突入…2023年5月23日~6月6日のオーストラリアマーケット動向【マーケットのプロが解説】』を参照)。

 

(2023年6月8日)

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