自分の人生で一番お金を浪費したのは、一体いつ頃ですか?…少子化問題の「本当の恐ろしさ」

自分の人生で一番お金を浪費したのは、一体いつ頃ですか?…少子化問題の「本当の恐ろしさ」
(※写真はイメージです/PIXTA)

いま、日本が抱える重大な問題のひとつ、「少子高齢化」。少子高齢化による総需要の減少によって、日本には、デフレ、人手不足、中小企業の低収益化、年金問題、貧富の差の拡大、財政の悪化といったさまざまな問題が引き起こされてきました。

少子化問題の「本当の恐ろしさ」

しかも、8000万人という数字を維持するためには、単純に計算しても毎年最低160万人は子供達が生まれてこなければならない計算になります。

 

仮に現在の政府が、今から少子化問題を何とかしようとしたとして、奇跡的に翌年から160万人もの子供達が生まれてきたとしても、その世代の人口が8000万人にまで回復するためには、その世代の日本人が全て入れ替わった64年もの歳月がかかってしまう計算になります。

 

少子化問題の本当の恐ろしさはここなのです。悪化するのが少しずつなら、改善するのも少しずつしか良くなっていきません。

 

初期消火をおろそかにしてしまったばかりに、その後、大変な大火事になってしまったのと同じように、現在、日本経済の状況は簡単には消し止められないほど、深刻になってしまったのです。

 

 

大山 昌之

本記事は幻冬舎ゴールドライフオンラインの連載の書籍『財政再建したいなら移民を3000万人受け入れなさい』(幻冬舎MC)より一部を抜粋・再編集したものです。

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