(※写真はイメージです/PIXTA)

※本記事は、三井住友DSアセットマネジメント株式会社による寄稿です。

為替

ここ2週間の豪ドルの対円レートは、上昇しました。期間前半には、中国の新規融資や物価統計などの発表を受けて資源価格が下落したことや、米地方銀行の経営不安が改めて意識されて円高・米ドル安となったことに連れて、豪ドルの対円レートは下落しました。しかしその後は、米国の債務上限問題をめぐる交渉が難航しながらも一部で与野党合意に向けて進展しているとの見方も出てきたことから、市場の過度な警戒感が和らぎ、円安・米ドル高方向となったことで、連れて豪ドルの対円レートは上昇しました。

 

金利

ここ2週間の豪州3年国債利回りは、上昇しました。米国の4月の消費者物価指数や生産者物価指数からインフレの高止まりや追加利上げの可能性が示唆されたことや、米国の債務上限問題をめぐる交渉が難航していることから米国国債の金利が上昇したことに連れて、豪州3年国債利回りも上昇(債券価格は下落)しました。

 

 

 

※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『直近の豪ドル円「91.74円」、ここ2週間で“上昇”…2023年5月9日~5月23日のオーストラリアマーケット動向【マーケットのプロが解説】』を参照)。

 

(2023年5月25日)

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