「好きな仕事=稼げる仕事」ではないことを理解する
前回の続きです。もう一つ転職で大切なのは、稼げる仕事を選ぶことです。20代の多くの女性にありがちなのは、「好きなことを仕事にしたい」「やりがいのある仕事を見つけたい」という視点で仕事を選んでしまうことです。
これに反対するつもりはありませんが、富女子への道が遠くなってしまいます。好きな仕事をしているからといって稼げるわけではないのです。逆に、稼げる仕事をしていると、やりがいを感じたり、好きになったりするものです。
つまり、「稼げる仕事をする→評価される→満足する→仕事を好きになる」という思考が富女子になるためには必要なのです。多くの女性は発想が逆になっています。
お金を稼げる仕事として、リストを作りましたので、もし、これから仕事を選ぼうとか、転職を目指そうという方は参考にしてください。
【図 給料の高い職種】
「山の裾野をぐるぐる回っている」と将来が見えない!?
なぜ、一生懸命やっているのに富女子になれないか何となく「一生懸命仕事をしている人」に考えてほしいことがあります。それは、自分がやっている仕事の先に、未来が見えているかどうか、ということです。
よく「一生懸命働けば、お金持ちになれる」「努力は報われる」と言いますが、本当でしょうか。ただ一生懸命に働いていれば、いずれは富女子になれるのでしょうか。残念ながら答えはNOです。
そもそも今の日本では、一生懸命に働いていない人、努力をしていない人を見つけることのほうが難しいと思います。大企業の社長だって、コンビニエンスストアの店員さんだって、繁華街の片隅でギターを弾いている人だって、みんなまじめに働いています。
では、お金持ちになっている人と、そうではない人と何が違うのでしょうか。その違いとは、「努力の方向性を見極められているかどうか」ということです。
多くの人が間違えているのは、本来富士山に登頂するのなら、一生懸命上を目指して登らないといけないのに、なぜか裾野をぐるぐると回っている、ということです。
今、自分がやっている方向の先に何が見えるか―ぜひ一度立ち止まって検証してみてください。もし先(将来)が見えないとすれば、すでに頂上に辿りついている人にアドバイスをもらいましょう。一緒に走っている人に聞いても、なかなか良い知恵は出てこないものです。