(※画像はイメージです/PIXTA)

スマホは現代人の生活に欠かせないアイテムですが、受験期や資格試験など、時には「スマホとの距離感」を考えなくてはいけない場面もあります。スマホの誘惑を断ち、勉強に集中するにはどうすればよいのでしょうか? 登録者数55万人超のライフ×勉強系YouTuber、pikeチャンネルの著書『pike式 シンプルな習慣で頭と心が「整う」勉強法』(KADOKAWA)より一部を抜粋し、見ていきましょう。

スマホって意外と怖いもの

学生はもちろん、現代を生きる人にとって「スマホ」って、お宝みたいなものですよね。ゲーム・音楽・SNSなど、最高の娯楽がたくさん詰まっています。

 

とはいえ、受験期はスマホとの距離感を考えなければいけません。勉強中に何度もスマホに意識が向けば、集中力を保つことはできません。また、スマホから出るブルーライトは脳の覚醒を促すので、睡眠を妨げてしまいます。ふと訪れる体調不良の原因は、そういったところから来るのかもしれません。スマホは便利な反面、僕たちが思っている以上に怖い存在なんです。

 

学生の方であれば、親御さんの管理によって、使用時間が制限されている方もいらっしゃると思います。子ども側からすると「もう少しスマホ触らせてよ…」というのが正直な意見ではあるのですが、でも時には割り切って、自分の今後の人生のために我慢することも大切です。自分の将来をかけた大事な場面なのに、スマホを優先させてしまうようでは、自分の後先を考えられないということですから、その程度の人生になっても後から文句は言えません。自分の人生は、自分で責任を持つんです。

「スマホを使えなくする工夫」で誘惑を断つ

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●勉強に集中すべきときは、電源を切るか人に預ける

●集中せざるを得ない場所(学校・図書館・塾・自習室など)に、自分が行く

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僕が実際にしていた解決策は、スマホの電源を切ったり、人に預けたりして、誘惑を遮断することです。やっぱり目の前にスマホがあると、誰だってSNSが気になって、ゲームがしたくなって、YouTubeを見たくなります。そうやって、無意識のうちに僕らの心に取り入って、依存させてくるのがスマホです。

 

だから結局は、スマホの使用が禁止されている場所に行けば勝ちです。学校や塾、図書館や自習室に行って、自分がスマホを使えないように工夫してあげることで、自然とスマホの存在は気にならなくなります。スマホを扱う主導権を握っているのは皆さんです。だから、油断せずに、適度な距離感をとって、上手にスマホを手懐けていきましょう。

あえて「勉強用の動画」を流しながら一緒に勉強するという手も

スマホを逆手にとって、「スタディウィズミー」の動画を使ってみるのも、一つの手段だと思います。勉強している人物の様子や風景を見ながら、視聴者さんも一緒に勉強できるのが特徴です。

 

最大のメリットは、「緊張感」と「安心感」という、相反する二つの感覚を同時に得られることです。つまり、誰かと一緒に勉強することで身が引き締まり、隣で誰かが頑張っていると感じられるから少しだけ安心できるんです。

 

リアルタイムではなく過去の動画だったとしても、動画の長さははじめから決まっているので、勉強時間の目安として、タイマー代わりに使えるため、受験生の間でも人気です。

 

自分のやる気を出して、心を気分転換させたい時にぴったりです。集中やリラックスを促す効果も期待できます。だから、無音のときもあれば、スタディウィズミーを使うときも、両方あって良いと思うんです。手札を多く持っておいて、時と場合によって使い分けられるほうが便利で楽しいです。

 

出所:pikeチャンネル著『pike式 シンプルな習慣で頭と心が「整う」勉強法』(KADOKAWA)
【図表】pikeのスタディウィズミー動画 出所:pikeチャンネル著『pike式 シンプルな習慣で頭と心が「整う」勉強法』(KADOKAWA)

 

さらに、時にはこれを「勉強スイッチ」として使うのも良いかもしれません。たとえば、「机に向かうやる気が起きないから、とりあえず動画を再生してみる」となれば、その動画の音を聴くうちに脳が自然と勉強モードに移り、気付いたときには課題に取り組んでいるかもしれません。そして、無音が好きなのであれば、途中で動画を終了し、無音で集中に移行するというものです。

 

ちなみに、勉強するときに「歌詞ありの音楽」を再生することは、全くおすすめできません。なぜなら「歌詞として流れてくる文章」と「勉強中に読む文章」が頭の中で同時再生されることで、脳内の記憶処理が追いつかなくなってしまうからです。

 

 

pikeチャンネル

名古屋大学法学部卒業。「Study with me」やきれいなノートの取り方といった勉強系コンテンツのほか、白を基調としたシンプルで洗練された暮らしぶりをYouTubeで配信し、若い世代を中心に支持される。自身のブランド「White Studio」では使い勝手にこだわったペンケースやノートセットを制作するなど、文具開発も手掛ける。YouTube登録者数は約55.3万人(2023年5月時点)。

※本連載は、pikeチャンネルの著書『pike式 シンプルな習慣で頭と心が「整う」勉強法』(KADOKAWA)より一部を抜粋・再編集したものです。

pike式 シンプルな習慣で頭と心が「整う」勉強法

pike式 シンプルな習慣で頭と心が「整う」勉強法

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【読めばすぐに勉強したくなる!一生役立つ「暮らしと勉強の教科書」】 定期テスト、受験勉強、資格試験…中高生~社会人まで、49万人以上の「勉強のやる気」を引き出したライフ×勉強系YouTuber、「pikeチャンネル」による初…

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