高校時代「学年400人中1位」キープ→名古屋大学法学部に現役合格。登録者数55万人超・勉強系YouTuberの「英語」対策

高校時代「学年400人中1位」キープ→名古屋大学法学部に現役合格。登録者数55万人超・勉強系YouTuberの「英語」対策
(※画像はイメージです/PIXTA)

高校時代、サッカー部の部長を務めながら「学年400人中1位」を取り続けたpikeチャンネル氏。ただし、入学当初のテストでは平凡な成績しか取れず、苦手科目はほぼ赤点だったといいます。限られた学生生活の中で、どうすれば効率よく勉強できるか。試行錯誤の結果たどりついた方法とは? pikeチャンネル氏の著書『pike式 シンプルな習慣で頭と心が「整う」勉強法』(KADOKAWA)より一部を抜粋し、「英語」の勉強法を紹介します。

5教科の中で最も重要な教科、「英語」

英語は5教科の中で最も重要な教科です。と、今は強く感じます。

 

正直なところ国語も数学も理科も社会も、将来具体的に使う場面は人によりけりですが、英語は必ずといって良いほどに使う場面が出てきます。

 

大学で研究をするにしても海外の論文を読まないといけないですし、僕が受験してきた司法試験予備試験にも英語に関する問題がありますし、多くの人が挑むTOEICでは当然英語力を試されます。そもそも大学の基礎授業にも「英語」があるくらいです。

 

「英語」という教科は、中学高校にとどまらず、より多くの人にとってこの先、より広い場所で必要となるものです。だからこそ、定期テストや受験勉強の一つとして考えず、将来の自分に役立つものになると捉え、一生懸命取り組むようにしましょう。

 

具体的な勉強法は、次の3つのステップです。

 

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(1)英単語を覚える(+英熟語)

(2)本文を音読して覚える

(3)ワークを解く

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(1)英単語を覚えよう

英語はまず「英単語」から始まります。ここで大切にしていただきたいのは「消去法勉強法」です。すなわち、「自分の分からない単語をいかに消していけるか」が大切になってきます。

 

一度覚えた単語はそうそう忘れることはありませんが、なかなか覚えることができない単語は本当に覚えられず、思い出せないということが多いです。だからこそ、その苦手な単語に印をつけておくことが重要になります。

 

英単語の覚え方のコツは、次の3つです。

 

●単語帳に載っている語源や予備知識と一緒に楽しく覚える

●日本語⇄英語のどちらでも言えるようにする

●口に出して発音やアクセントにも触れておく

 

僕が使っていた『システム英単語』(駿台文庫)にはよく載っていたのですが、英単語には面白い語源や成り立ちがあります。

 

たとえば、「discover(発見する)=dis(否定)+cover(覆う)」といったものです。

 

また、発音やアクセントにも注意して口に出しながら覚えるとより効果的です。ちなみに、共通テストなどでは最初のほうで、発音やアクセントの問題が出題されることが多いのですが、それらにはきちんと法則やルールがあります。出題者はその基本となるルールを理解しているかどうかを見てきます。

 

僕が使っていた『アップグレード』(数研出版)という英文法書の後半部分などのようにきちんと勉強できる教材があるので、そこまで細かく勉強しておくと受験勉強にもつながっていきます。

 

英語の定期テストでは英単語の確認問題がほぼ確実に出題されます。

 

そして、ここで出題されるのは、教科書の本文で新しく出てきた英単語、もしくは、学校指定の単語帳で習った範囲の英単語です。それらを覚える際には、「日本語⇄英語」どちらで聞かれても答えておけるようにしておきましょう。また、いざ書いて答えるときにスペルミスもしないように注意しておくと良いです。

+英熟語も対策しよう

多くの先生、そしてYouTubeの勉強法動画でも、「英単語が大事だ!」と口を揃えて言われるので、英単語が大事ということは周知の事実だと思います。

 

その一方で、実は英単語と同じくらいに「英熟語」は大切ですが、あまり勉強時間を割いていない人が多いです。共通テストでも二次試験でも、「英熟語」の問題は必ず出てくるのですが、学校の授業でも時間を割かないことが多いのではないでしょうか。

 

それに引っ張られて、「英熟語は対策せずに勘で答えていれば十分」なんて思っていたら本当にもったいないです。なんだかんだ定期テストでも、教科書の本文に出てくる英熟語は出題傾向が高いですし、英単語とあわせて新出の英熟語は必ず押さえるようにしましょう。

 

受験生向けの参考書としては先ほどご紹介した『アップグレード』(数研出版)と『速読英熟語』(Z会)をおすすめします。『アップグレード』は僕の場合、学校で配布された文法メインの教材でしたが、英熟語も一定数書かれていました。けれども、それ以上に、個人で購入した『速読英熟語』が本当に役立った覚えがあります。

 

みんなが知らないような英熟語、だけど受験では問われるような英熟語がたくさん掲載されており、模試でも本番でも何回も役立ちました。定番教材なので、多くの人が利用しているのかもしれませんが、本当におすすめですから、もし知らないという受験生の方はぜひチェックしてみてください。

(2)本文を音読して覚えよう

定期テストでは、教科書の本文がそのまま出題されます。そして本文についての問題でよく聞かれるのは、次の5つです。

 

①英単語の問題

②穴埋め問題

③単語・文章の並べ替え問題

④和訳問題

⑤読解問題

 

しかし、これら5つすべてに細かく対応しようとすると、必要以上に長く時間がかかってしまいます。そこで一気に勉強するために必要なのが「本文を音読して覚えること」です。

 

具体的には、まずは英語の本文をそのまま音読し、それを日本語に訳すことができるかを確認しましょう。

 

そして、それができたら、教科書を見なくとも本文を英語のまま言えるくらいに暗記できるとパーフェクトです。これだけで先ほど挙げた5つの要素にも一気に対応することができます。

 

全文を覚える余裕がない場合には、その単元で習っている文法表現が入っている文章を特に注意して覚えましょう。

 

たとえば、現在進行形を習う単元なら、現在進行形が含まれている文章に要注意ですし、関係代名詞を習う単元なら、関係代名詞が使われている文章に要注意です。こういった単元と直接結びついている文章は、ほぼ100%出題されるといっても過言ではありません。

(3)ワークを解こう

そして、あとはテスト前の課題やワーク、問題集などをひたすら解くだけです。

 

この時も「数学」の時と同じように、自分の分からなかったことに印付けしておくと、後の自分が楽になります。そして試験前にそこを中心に確認するようにしましょう。

 

また、英語定期テストの場合は、ほとんどがワークの問題から出題されます。問題を解いて、覚えて、解けない問題を「0」にしておくと、英語の定期テストでは必ず高得点を狙えます。

おすすめの参考書

●単語帳:『システム英単語』(駿台文庫)

●英文法:『大学入試英文法・語法問題アップグレード』(数研出版)

●英熟語:『速読英熟語』(Z会)

●英作文:学校の先生の添削指導のみのため、特におすすめなし

 

 

pikeチャンネル

名古屋大学法学部卒業。「Study with me」やきれいなノートの取り方といった勉強系コンテンツのほか、白を基調としたシンプルで洗練された暮らしぶりをYouTubeで配信し、若い世代を中心に支持される。自身のブランド「White Studio」では使い勝手にこだわったペンケースやノートセットを制作するなど、文具開発も手掛ける。YouTube登録者数は約55.3万人(2023年5月時点)。

pike式 シンプルな習慣で頭と心が「整う」勉強法

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