入学当初「数学43点」⇒学年1位へ!【登録者数55万人超・勉強系YouTuber】が教える「数学」で高得点を取る方法

入学当初「数学43点」⇒学年1位へ!【登録者数55万人超・勉強系YouTuber】が教える「数学」で高得点を取る方法
(※画像はイメージです/PIXTA)

高校時代、サッカー部の部長を務めながら「学年400人中1位」を取り続けたpikeチャンネル氏。ただし、入学当初のテストでは平凡な成績しか取れず、数学Aは43点と赤点ギリギリだったといいます。限られた学生生活の中で、どうすれば効率よく勉強できるか。試行錯誤の結果たどりついた方法とは? pikeチャンネル氏の著書『pike式 シンプルな習慣で頭と心が「整う」勉強法』(KADOKAWA)より一部を抜粋し、「数学」の勉強法を紹介します。

数学は、得意になればなるほど自分の武器となる教科

 

続いては数学についてです。数学は最も好き嫌いの分かれやすい教科であると同時に、前回お話しした国語とは正反対に、「結果の差が最も大きく開きやすい教科」ともされています。

 

つまり、「得意になればなるほど自分の武器となる教科」だということです。

 

ここで、一つ質問です。皆さんは現在、次の3つのうち、どのレベルに位置しているでしょうか。

 

レベル1:どれが基本問題でどれが応用問題なのか、その区別ができない(平均より下)

レベル2:基本問題は解けるけど、応用問題はなかなか解けない(平均的)

レベル3:基本問題は解けるし、応用問題も大半は解ける(平均より上)

 

僕は高校に入学した当初、この3つのレベルのうち、「レベル1」に位置していました。つまり、数学が大の苦手教科だったというわけです。もともと天才気質でもなければ、理系頭脳でもないため、数学に対する苦手意識がとても強かったです。

 

そんな数学が苦手だった僕でも、今となっては自分の武器となる得意教科に変わりました。その具体的な方法が、次の3つのステップです。

 

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(1)予習や授業を通して「問題のパターン」を知っておく

(2)分からないと思った「問題のパターン」に印をつける

(3)ワークを繰り返し解いて「問題のパターン」をすべて覚える

+α先生が授業中に取り扱った応用問題を復習する

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(1)予習や授業を通して「問題のパターン」を知っておこう

数学で最も大切なのは、「問題のパターンを知っておくこと」です。

 

たとえば、単元の最初の授業では、教科書の「例題」を使って教える先生がほとんどです。なぜなら、教科書の例題は問題のパターンを理解する上で最も無駄がない「スタート問題」だからです。

 

僕と同じように数学が苦手な人は、授業中もしくはその予習の時に、まずは、この「スタート問題」にしっかり気を配り、常に「なんで? どうしてそうなるの?」と問いかけながら基本を理解していきましょう。

(2)分からないと思った「問題のパターン」に印をつけよう

次に大切なのは、分からなかった問題や一度では解けなかった問題に印付けをしておくことです。印付けはどんな形でもいいです。問題番号に丸をつけたり、チェックマークをつけたり、後から分かるマークを書いておきます。

 

たとえば、テスト範囲の数学ワークの課題が一周終わったとします。それは立派なことですが、そこで「一回解いたからもう安心」と満足してはいけません。きっと、「一度で解けなかった問題」や「解答・解説を途中で見た問題」がいくつかあったと思います。これらの問題は、試験直前にはすっかり解き方を忘れて、また間違う可能性が高いです。

 

ですので、印をつけておいて、自分が見直すべき問題をはっきりさせておきましょう。

 

試験直前の休み時間に振り返られるようにしておけば、あとあと安心できますし、不安や焦りが出たときも心を落ち着かせてくれる良い材料になります。

(3)ワークを繰り返し解いて「問題のパターン」をすべて覚えよう

テスト範囲のワークを一通りやり終えたら、二周目を解いてみます。この時はいちいちペンで問題を書いて解く必要はありません。分かる問題は脳内再生で、読み進める形で十分です。

 

ただ、一周目で印付けした問題だけは、きちんと解法を書いて、完璧に解けるまで練習するようにしましょう。すると、あなたが分からない問題のパターンは完璧に網羅できて、いつか必ず「0」になります。

 

この流れを掴めばあなたはもうすでに数学が得意といえるレベルになっています。あとは「計算ミス」や「凡ミス」を本番でしないように気をつけるだけです。

 

「数学を覚える」というと、誰かに「理解しないと意味がない」と反論されそうですが、そんなことは気にしなくていいです。理解できるようになるためには、ある程度の「暗記の過程」を踏むことが必要で、まずはハードルの低い「覚える」ことから始めることで、それを入り口として、より深い理解につながることもあるからです。

 

僕自身もそのような感覚で得意になった一方で、塾講師のバイトをしている時も、実際にそういう形で理解していく生徒の子が多かった気がします。苦手なら苦手ということを認めてあげる。そして、苦手なりに勉強を始めて少しずつ自分を成長させていきましょう。

+α先生が授業中に取り扱った応用問題を復習しよう

最後に、可能なかぎり、授業で取り扱った応用問題を復習します。

 

よくある定期試験の最後の問題には、その単元で最も難しい問題、または授業で出題された応用問題(に似た問題)が出題されることが多いです。数学が得意で、より高得点を目指したいという方は、ぜひこの問題も得点を狙いましょう。

 

僕はかつて数学が苦手だったからこそ、苦手意識を抱えている人たちの気持ちや考え方がよく分かります。先生や、数学が元から得意な人たちの「理解」は正しくても、その「勉強法」が必ずしも自分に合っているとは限りません。みんながそれぞれ、自分に合う勉強法を、より自信を持って楽しく取り組めるようになることが大切です。

 

理系の皆さんはすごいです。一方で、文系で数学が強いと受験でもかなりのアドバンテージになります。皆さんとにかく頑張ってください。

おすすめの参考書

●中学:学校で配布されるワークで十分

 

●高校:『チャート式(青色)』(数研出版)

 *個人的にはチャート派

 

●『フォーカスゴールド』(新興出版社啓林館)

 

 

pikeチャンネル

名古屋大学法学部卒業。「Study with me」やきれいなノートの取り方といった勉強系コンテンツのほか、白を基調としたシンプルで洗練された暮らしぶりをYouTubeで配信し、若い世代を中心に支持される。自身のブランド「White Studio」では使い勝手にこだわったペンケースやノートセットを制作するなど、文具開発も手掛ける。YouTube登録者数は約55.3万人(2023年5月時点)。

※本連載は、pikeチャンネルの著書『pike式 シンプルな習慣で頭と心が「整う」勉強法』(KADOKAWA)より一部を抜粋・再編集したものです。

pike式 シンプルな習慣で頭と心が「整う」勉強法

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【読めばすぐに勉強したくなる!一生役立つ「暮らしと勉強の教科書」】 定期テスト、受験勉強、資格試験…中高生~社会人まで、49万人以上の「勉強のやる気」を引き出したライフ×勉強系YouTuber、「pikeチャンネル」による初…

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