(※写真はイメージです/PIXTA)

本記事は、フィデリティ投信株式会社が提供するマーケット情報『マーケットを語らず』から転載したものです。※いかなる目的であれ、当資料の一部又は全部の無断での使用・複製は固くお断りいたします。

失業率3.7%は「来年1月頃」か…年内の投資家の動きは

現在のトレンドが続くと、来年1月頃に失業率は「3.7%の要警戒領域」に達しそうです。ですから、年内いっぱいはまだ、リスクテイクの動きが続いても不思議ではありません。

 

たいていリスクテイクは最後の最後まで続きます。そして、「もしかしたら今回は景気後退に行かないかも……」といった話が盛り上がりをみせます。警戒が解かれ、油断が生じ、弱気派が「負け」を認める(=「景気後退は来ない」と考えを改める)ころまで、景気後退はやってこないものです。

 

その間に、キャピタルゲインを狙う株式なのか、インカムゲインを中心とするリートや社債なのか、あるいはそれに、どの程度、米国債などの高格付け債を混ぜるのかは、みなさんそれぞれのリスク許容度次第で、筆者は口をはさめません。ただ、幅広い資産に分散を行っておくことはお願いしたいです。

 

逆に考えれば、失業率が3.7%を超えたあたりでは、市場が調整して安く買えるタイミングですから、そこでも投資を続けられるように、「買おうと思う気持ち」と「資金」を残しておかれてください。

 

いま「資金」を使いすぎなければ=「いくらか残したという感覚」があれば、調整局面での「気持ちのへこみ」は小さくなるはずです。そうすれば、いざ下がったときに、「下がる不安をいまこそ積み増そうと思う気持ちに転換できる」かもしれません。

 

<<「失業率が3.7%に上昇するのは来年1月頃」の根拠は……レポート全文はコチラ>>

 

 

重見 吉徳

フィデリティ・インスティテュート

首席研究員/マクロストラテジスト

 

【関連記事】

■税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】

 

■月22万円もらえるはずが…65歳・元会社員夫婦「年金ルール」知らず、想定外の年金減額「何かの間違いでは?」

 

■「もはや無法地帯」2億円・港区の超高級タワマンで起きている異変…世帯年収2000万円の男性が〈豊洲タワマンからの転居〉を大後悔するワケ

 

■「NISAで1,300万円消えた…。」銀行員のアドバイスで、退職金運用を始めた“年金25万円の60代夫婦”…年金に上乗せでゆとりの老後のはずが、一転、破産危機【FPが解説】

 

■「銀行員の助言どおり、祖母から年100万円ずつ生前贈与を受けました」→税務調査官「これは贈与になりません」…否認されないための4つのポイント【税理士が解説】

 

【ご注意】
•当資料は、情報提供を目的としたものであり、ファンドの推奨(有価証券の勧誘)を目的としたものではありません。
•当資料は、信頼できる情報をもとにフィデリティ投信が作成しておりますが、その正確性・完全性について当社が責任を負うものではありません。
•当資料に記載の情報は、作成時点のものであり、市場の環境やその他の状況によって予告なく変更することがあります。また、いずれも将来の傾向、数値、運用成果等を保証もしくは示唆するものではありません。
•当資料にかかわる一切の権利は引用部分を除き作成者に属し、いかなる目的であれ当資料の一部又は全部の無断での使用・複製は固くお断りいたします。

人気記事ランキング

  • デイリー
  • 週間
  • 月間

メルマガ会員登録者の
ご案内

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

メルマガ登録