売上げのピークと下降するシーズンとは?
オープニングセールが終わったら、季節に合わせた販促活動を順次行います。地域差はありますが、売上げは大体、梅雨時期の6月と年末の12月(図表)がピークになります。
ニーズが高いこの時期に集中して販促活動をするのが効果的でしょう。 一方でもっとも落ち込みがちなのが、2月と9月です。この時期は衣更えや長雨といった来店のきっかけが少ないので、ユーザーの腰が重いのです。
ピーク時の半分程度の売上げになることも珍しくありません。ここで、季節が理由だからと、何もしなければじり貧になってしまいます。
「効果的な販促活動」の具体例
たとえば9月なら「衣替えの季節こそコインランドリーを」といったように積極的に底上げ索を打つべきです。はじめの1年間は認知度アップのため、その後は忘れられないためと競合店との差別化のため、販促活動は月に1回の実施が理想です。
販促活動は、羽毛布団や毛布など大物洗いを積極的に訴求するようにしましょう。大物洗いは売上げアップにつながるのはもちろん、今までコインランドリーを使ったことのない層に対して、その便利さを知ってもらう効果的なきっかけになるからです。
また、周辺に競合店がある場合は、「時短洗濯機」や「環境にやさしい洗剤」など最新機能で違いをアピールすると効果的です。
[図表] 季節によるコインランドリーの経営戦略