(※写真はイメージです/PIXTA)

※本稿は、三井住友DSアセットマネジメント株式会社による寄稿です。

為替

ここ2週間の豪ドルの対円レートは、上昇しました。4月27日、28日の日銀の金融政策決定会合でこれまでの大規模な金融緩和を継続する方針が示されたことから、円安・米ドル高が進展し、連れて豪ドルの対円レートは上昇しました。5月2日、3日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げが実施され、米国銀行セクターをめぐる懸念が再燃し円高・豪ドル安に転じる局面もありましたが、5月2日の豪州準備銀行(RBA)による利上げや米雇用統計の堅調な結果などが好感され、豪ドルの対円レートは上昇しました。

 

 

金利

ここ2週間の豪州3年国債利回りは、小幅に低下しました。4月26日に発表された豪州の2023年1-3月期の消費者物価指数では、基調的な動きを示すトリム平均値が市場予想を下回るなど、インフレ圧力の緩和が見られました。このため、5月2日のRBAの金融政策決定会合では政策金利据え置きの市場予想が多かったなかで、RBAが0.25%の利上げを実施したことから、豪州3年国債利回りは一時上昇しました。しかしその後、米国銀行セクターをめぐる懸念が再燃して米国国債利回りが低下したことから、連れて豪州3年国債利回りは小幅な低下(債券価格は上昇)となりました。

 

 

 

※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『豪ドルの対円レートは「上昇」…2023年4月24日~5月5日のオーストラリアマーケット動向【マーケットのプロが解説】』を参照)。

 

(2023年5月11日)

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