手軽に作成できる「自筆証書遺言」の具体的な書き方

「自筆証書遺言」作成の４要件

自分の自筆で書く「自筆証書遺言」には４要件あります。１つでももれている
と、遺言として成立しなくなります。必ず守ってください。

①自筆……全文を自分で手書きします。他人の代筆やパソコンで書くのは認め
られません。

②年月日……遺言作成年月日を明確化するため、正確に記載します。

③署名……遺言者が誰かを特定させるため、戸籍上のフルネームを署名します。

④押印……認印でもかまいませんが、実印を押印するほうが安全です。

書店や百貨店では1500円前後で「自筆証書遺言」セットが販売されています。
記述内容をもれなく書いて残すためにも、購入するとよいでしょう。

法律で定められている「自筆証書遺言の訂正方法」

自筆証書遺言の訂正は法律で定められているやり方にしないと、修正の効力
がありません。加筆修正するときは新しく書き直すことをおすすめします。

自筆証書遺言の訂正方法
①訂正する箇所を二本線で消し、その近くに訂正後の文言を記入します。

②訂正箇所に印鑑を押します。

③欄外の空白部分に「○行目、○字削除、○字加入」と記載し、署名します。