出身地による「授業料の差別化」をすると…
東京都には人口比での国公立大学の定員が圧倒的に少ない。そのため沢山の国公立大学の設置、または既存大学の定員の増加をする必要がある。
また東京都では全国から学生が集まるため、全ての国公立の偏差値が高い。そのためトップクラスの成績がないと、東京及び近隣の国公立大学に進学できない状況で、誠に不公平である。
そのため、この格差の解消は必須である。しかし、地方に国公立大学を増やせばある程度学生は地元に残るが、東京等の大都会でも国公立を増やすと、結局都会に地方からより多くの学生が集まってしまう。それではなんの意味もない。この問題を回避する方法として、一つは地元優先の定員枠の設置であり、もう一つは授業料の格差がある。
この差別化は国立大学では難しいだろうが、地方自治体による公立大学では可能ではないだろうか。
松本 繁治