私たちの心を癒してくれるペットの動物たち。でもいざお子さんから「ペットを飼いたい」と言われたとき、ちゃんと飼えるのかなと頭を悩ませる親御さんもいらっしゃるでしょう。そこで今回は、子育て世帯がペットを飼うメリットやデメリット、ペットを飼うときの注意点などを獣医師のシワ男先生にお聞きしました。
子どもに「ペットを飼いたい」と言われたら…ペットの飼い始めは何歳がいいのか?【獣医師の解説】 ※画像はイメージです/PIXTA

 

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子育て世帯がペットを飼うメリット

動物を飼うという経験は、精神的にも身体的にも、お子さんにいろいろな良い影響を与えてくれます。

 

精神的なメリット①:愛情・責任感

動物の世話を通して、愛情や責任感、命をいたわる気持ちや相手を思いやる気持ちを育むことができます。

 

精神的なメリット②:社会性を育む

動物はいつも自分の言うことを聞いてくれるとはかぎりません。そこから、自分の思い通りにならないこともあるという事実を学び、人間社会での他人との接し方や譲り合いの心など、社会性を身につけることができます。

 

精神的なメリット③:リラックス効果

動物をなでると癒されると感じる人は多いと思いますが、犬や猫の毛はふわふわで触ると気持ちがよく、心を落ち着けリラックスさせてくれる効果があります。

 

精神的なメリット④:子どもの心の支え

動物の存在がお子さんの心の支えになってくれることもあるでしょう。とくに一人っ子のお子さんの場合は、犬や猫と兄弟のような関係を築けるかもしれません。また、幼稚園などでなかなか馴染めないというお子さんも、動物と触れ合うことで心を落ち着かせたり、仲間意識を育てたりすることが期待できます。

 

精神的なメリット⑤:命の大切さを学ぶ

ペットの動物たちともいつかはお別れの日が来てしまいます。それは命について学ぶ貴重な経験となるでしょう。

 

身体的なメリット:体力や免疫機能の向上など

動物と遊んだり、運動したりすることで、体力がついたり、外で遊ぶことでビタミンDの合成ができたり、肺活量が鍛えられたり、菌と触れ合うことで免疫機能が高まったりします。また、これまでの調査結果から、ペットと暮らすことはアレルギーやぜんそくの予防や、腸内細菌の改善に効果があると考えられています。

 

このように、ペットを飼うことのメリットはたくさんあります。