子育て世帯がペットを飼うデメリット
デメリット①:費用がかかる
ペットを飼うデメリットのひとつは、費用がかかる点です。食事や医療費など、動物の飼育に必要なお金は少なくありません。小さなお子さんがいる場合は教育費もかかるので、経済的な観点からも責任をもってペットを飼育できるのか検討が必要です。
デメリット②:育児と動物の両立でストレスになる可能性
親御さんが育児と動物の世話を両立できないと、ストレスになってしまう可能性があります。親御さんに動物を飼う心の余裕があるかどうかもよく検討してみてください。
デメリット③:感染症の可能性
動物に噛まれたり引っかかれたりしてけがをすることや、人畜共通感染症がうつる可能性があります。
デメリット④:アレルギー症状の可能性
猫アレルギーに代表されるようなアレルギー症状が出ることもあります。たとえば猫を飼う前に猫カフェに行ってみたり、保護猫をもらう場合は里親のお試し期間を利用したりするとよいでしょう。
ペットを飼いはじめるのにちょうどよい年齢は?
子育てするお母さんお父さんに余裕があるのであれば、赤ちゃんのときから一緒でも問題ありません。犬や猫はお子さんの相手をしてくれます。
しかし、赤ちゃんの世話と動物の世話の両立が大変な場合は、お子さんが身の回りのことを自分でできるようになりはじめる3、4歳くらいから飼うのがおすすめです。またその時期から飼いはじめると、犬や猫の場合平均寿命が15歳くらいなので、お子さんが十分理解できる年齢になってからお別れのときを迎えることができます。
一方で、お子さんが生まれる前から犬や猫がいる場合、お子さんの誕生時に犬や猫が3、4歳になっていれば、落ち着きはじめる年齢なので、育児と両立しやすいでしょう。
小さい子どものいる家庭でペットを飼うときの注意
お子さんのために注意をすることは、デメリットのところで述べたように、噛まれたり引っかかれたりしないように気をつけることです。
一方、動物のために注意することは主に2つあります。
注意点①:床の上を片付ける
ひとつは、小さなお子さんがこぼした食べかすや、小さいおもちゃが床の上に落ちていると、犬や猫、ウサギが誤飲する危険があります。床の上を片付けるよう注意しましょう。
注意点②:力加減の調整
ふたつめは、小さなお子さんは力加減がうまくできないので、動物を強く握ってしまう可能性があります。動物が驚いて反射的に噛みついてしまったり、ウサギなどの場合は骨折したりすることもあるので、お子さんが動物と触れ合うときには、親御さんが一緒に力加減などを調節してあげてください。