子どもの習い事として人気のあるピアノ。何歳からはじめたらよいのか、どんな教室を選べばよいのかなど、子どもにピアノを習わせたいお母さんお父さんが気になる点について、ピアノインストラクターのKazuさんに教えていただきました。
ピアノは何歳から始めればいい?費用相場・教室選びのコツ【インストラクターが解説】 ※画像はイメージです/PIXTA

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ピアノは何歳から習える?何歳までに習ったらいいの?

まずはピアノ以前に音楽を楽しむことを0歳からでも始めると良いです。ご家庭で音楽を一緒に聴いたり、歌ったり、踊ったりすることは、それだけでも立派なリトミックになります。

 

ピアノを何歳から始めるかについては、「なぜ習って欲しいのか?」目的が大切です。クラシックのピアニストや音大を目指すのであれば、4歳くらいから始める方が多いです。クラシックの上達法は、簡単にいうと「音符を増やしていく」方法です。一般的に時間がかかるため、幼少期に始める方が多いです。

 

一方で、教養や楽しみの一つとして学んでほしい場合であれば、何歳から始めても遅くありませんし、大人から趣味で始めて楽しまれている方もたくさんいらっしゃいます。「ピアノはすごく小さい頃から習わないと難しい」といったイメージが根強いですが、上達法次第ではそんなことないと思います。

 

日本のほとんどの音楽教室では、「音符を増やしていく」クラシックの習い方が採用されています。しかし、実はそれが唯一のピアノの上達法ではないんです。実際に僕は、逆に「音符を減らす」簡単アレンジで、誰でも楽しくピアノが弾ける上達法を日々生徒さんに実践しています。

 

ピアノを習うメリットは?

一般的にイメージしやすいことだと、「感性(表現力)」や、練習や演奏をする上で「集中力」、「計画力」、ほかの人の演奏を「聴く力」、自分の想いを「伝える力」といったスキルを磨くことができる点ではメリットと言えます。

 

また個人的な経験から、ピアノを学ぶことが、様々なことへの「挑戦のきっかけ」に繋がることに一番の価値があると思います。一見ピアノに関係なくても、人前で表現することが得意になったり、音楽をきっかけにお仕事やプライベートで素晴らしい「ご縁」をいただいたりといったこともそうです。僕自身は今「個性を生かして人生の可能性を広げること」ができていますし、ピアノを経験させてくれた両親、先生に深く感謝しています。

 

ピアノを習うデメリットは?習う前に気をつけたいポイント

先生の言葉遣いや親御さんの声かけなど、指導の仕方によってお子さんが自信ややる気を無くしてしまった、というご相談を日々いただきます。

 

しかし、逆に考えると、声かけの仕方次第では子どもたちの自信を育む貴重な経験に変えることもできます。そしてここでも大切なのは、やはり「ピアノを習う目的」を本人と話し合いの上、はっきりさせておくことです。プロや音大を目指すのか、教養として楽しみたいのか、習う前はもちろん、始めてからも「ピアノ、今どんな感じ?」と日々お子さんに耳と心を傾けることが大切です。

 

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