(※写真はイメージです/PIXTA)

アフターコロナの時代も、テレワークという新しい働き方が当たり前となっている昨今。指示を待つのではなく、自ら考え、行動して成果を残す「自律型社員」の重要性が高まってきています。では、部下を指示待ちさせないためには、企業としてどのような人材育成をすればよいのでしょうか。本記事では、アフターコロナの人材育成について株式会社 YRK and取締役の石嶋 久稔氏が解説します。

「自律型社員」の育成には「ブランディング」が必要

この自律型社員の育成と、企業が実現したいビジョンや企業の社会的価値を明確化させるため必要になるのが、コーポレートブランディングです。ブランディングというとCI(コーポレートアイデンティティ)をつくったり、宣伝したりすることをイメージされる方もいると思いますが、そうではありません。

※企業そのもののブランド価値を確立し、向上させる取り組み

 

(出所:YRK and 事業変革のヒントが見つかるRe/BRANDING magazine コラム)
(出所:YRK and 事業変革のヒントが見つかるRe/BRANDING magazine コラム)

 

自分たちの使命はなんなのか、どこを目指しているのか、どういった強みを持っているのか、MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)といいますが、ビジョンの実現に向かって社員1人ひとりが自らの意思を持って取り組む状態をつくることこそが、結果的に人が育ち、事業を成長させることにつながります。

 

さらにコーポレートブランディングは、経営的思考(経営戦略)と事業的思考(マーケティング戦略)の中間に位置し、双方に一貫性を持たせることが可能となります。

 

個人も組織も時代の変化に適応していかなければいけないいまの時代。社員1人ひとりの成長で企業を変化させ、持続可能な成長へとつなげていくためにも、コーポレートブランディングによるビジョンドリブン思考への転換が必要であると考えます。

 

 

石嶋 久稔

株式会社 YRK and ブランドコンサルティングDiv.大阪

ディビジョン長 兼 コンサルタント

 

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