(※写真はイメージです/PIXTA)

短い尺の動画を共有するプラットフォーム、TikTok。月間ユーザー数は国内1,700万人、世界では10億人(2022年11月時点)と、多くのユーザーへアプローチできることから大きな宣伝効果が期待できます。本記事では「TikTok広告」の始め方から、ほかの広告に埋もれずに宣伝効果を高めるポイントまで解説していきます。

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TikTok広告とは?

TikTokは、ほかのSNSと同じように広告媒体として利用できるプラットフォームです。広告媒体としてTikTokを利用する最大のメリットは、アプリを開くとすべてのユーザーに表示されるおすすめフィードがあることです。SNSサービスでは本来、フォローしているアカウントの投稿のみがタイムラインに表示されますが、おすすめフィードにはフォローしているアカウント以外の投稿も表示されます。この仕様により、さまざまな動画がより多くのユーザーに受け入れられる土台が整っています。

 

TikTok広告の課金方式

ではまず、TikTokに広告を出稿する際の課金方式を紹介します。課金方式は主に4種類あります。

 

・クリック課金:クリックされるたびに課金

・インプレッション課金:1,000回広告が表示されると課金

・再生課金:広告が6秒以上視聴されると課金

・期間契約:一定期間固定の料金

 

TikTok広告の種類

続いて、主な広告の種類4つを紹介します。

 

1つ目はおすすめフィードに流せるインフィード広告です。ほかの動画と同じ流れで表示できるためユーザーに広告だと認識されにくく、最後まで視聴してもらいやすいでしょう。また「いいね」やシェアの数も確認できるためユーザーの反応を計測することができます。

 

2つ目はユーザーに規定のハッシュタグをつけ投稿してもらう、ハッシュタグチャレンジです。インプレッション型課金のため、最も安いプランでも1,000万円程度と高額です。ただし、拡散力が高く、ユーザーの投稿による宣伝であるため、視聴者の信頼も獲得しやすいでしょう。

 

3つ目はアプリ起動時にすべてのユーザーに表示される、1日1社限定の起動画面広告です。枠が限られているため出稿が困難ですが、すべてのユーザーにアプローチできるため高い宣伝効果が期待できます。こちらもインプレッション型課金で、費用相場は500万円程度です。

 

最後に、インフルエンサーに宣伝してもらう方法です。相場はフォロワーの数によって変わります。当然ながらより多くのフォロワーを有するインフルエンサーを使うほど宣伝効果は高まるでしょう。

 

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広告出稿の手順

広告出稿までにすることは、大きくわけて4つあります。

 

アカウント開設

アカウントを開設するには以下の流れで設定します。

 

・TikTok For Businessにアクセス

https://ads.tiktok.com/i18n/signup?lang=ja

・アカウント情報を入力

・入力後、登録ボタンを押す

 

以上でアカウントの作成は完了です。アカウントの作成が完了すると、「TikTok広告マネージャー」の画面に設定画面が表示されるので、ビジネス情報(宣伝するサービスや会社のURL)や住所などを登録します。その後審査に通ればアカウントの開設が完了します。

 

初期設定

まずはピクセルタグ(※1)の設定をしましょう。

 

※1 ピクセルタグ:広告の成果の計測に必要なタグ

 

・管理画面のメニュー→「アセット」→「イベント管理」の順に選択

・アプリ案件は「アプリイベント」、Web案件は「ウェブサイトpixel」を選択 ・ピクセル名を入力し、実装方法を選択

・「標準モード」か「開発者モード」を選択

 

以上の流れでピクセルタグの設定は完了です。

 

イベントの設定

イベントの設定(※2)をしていきます。

 

※2 イベント設定: ユーザーの特定のアクションである『ECイベント』や『アプリインストールイベント』などを設定することで、関心度の高いユーザー情報を集めやすくなります

 

・イベントのフォーマットを選ぶ

・集計するイベントを18種類から選ぶ

・集計方法を毎回にするか、初回のみにするかを選択

 

以上でイベントの設定ができます。

 

オーディエンス設定

最後にオーディエンス設定(※3)をしましょう。

 

※3 オーディエンス設定:独自のオーディエンスを作成すると、キャンペーンでターゲティングすることができます

 

・管理画面のメニュー⇒「アセット」⇒「オーディエンス」の順に選択

・「カスタムオーディエンス」から設定

・オーディエンスの種類を選択⇒「次のアクションを実行したユーザー」で設定したイベントを選ぶ

・リストの計測期間を選ぶ

 

以上で初期設定は完了です。 これで広告出稿の準備ができました。最後に広告の出稿設定をしてみましょう。まずはキャンペーンの設定をします。広告の目的を選び、キャンペーン名をつけましょう。次に予算の設定をします。1日あたりの予算と、期間を決めましょう。

 

あとは広告を作成すると、投稿ができます。あらかじめ動画を作成したり、アプリのテンプレートを使用したりして広告をつくります。作成できたらアカウントに入稿し審査にかけてみましょう。審査が通れば24時間以内に配信されます。

 

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宣伝効果を高めるには? 具体的なコツ

本記事では、TikTok広告の効果や設定方法を解説してきましたが、出稿した広告の効果を最大限発揮するにはどうすればよいのでしょうか?

 

商品やサービスの成功事例を紹介することは有効策のひとつです。商品の説明だけではなく、使うことによるメリットを訴求できるとユーザーに響きやすくなるでしょう。また、広告だけを投稿するのではなく、定期投稿をすることでリピーターやファンを増やすことも重要です。

 

そのほかには、広告代行会社に依頼して出稿してもらうこともおすすめです。広告出稿にはさまざまな戦略が求められるため、複雑なノウハウを要します。自社で学ぶことも大切ですが、プロにお願いしてみることも選択肢のひとつです。出稿するときに失敗しないよう、最初にプロの知見を学べるというメリットがあります。さまざまな経験や知見を持っている代行会社に任せることで、宣伝効果を最大まで引き上げてくれることが期待できます。

 

TikTokはユーザー数が増え続けている、いま最も注目されている広告ツールのひとつです。ユーザー数の多さだけではなく、広告の種類が豊富であり、工夫次第でさらに大きな宣伝効果が期待できるなど、たくさんのメリットがあります。広告を出稿する際は一度検討してみるとよいでしょう。

 

 

株式会社シーエムスタッフ

 

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※本連載は、株式会社シーエムスタッフのマーケティングコラム(https://cmstaff.co.jp/column/)を転載したものです。

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