ソーシャルメディアは事前準備と運用ルールづくりが大事
だれでも無料で気軽にスタートできるソーシャルメディア。取り組みやすいかもしれませんが、成果を出していくには、それなりの準備が欠かせません。
◆ソーシャルメディアの仕様を確認する
ソーシャルメディアによって、仕様はさまざまです。たとえば、Instagramの投稿コンテンツにはテキストリンクが貼れません(公式アカウントでもまちがえてURLを入れているものがあります)。どんな仕組みになっているかを確認しましょう。
◆事例を収集する
異業種も含め、複数の他社の運用例を確認しましょう。
◆社内のソーシャルメディアガイドラインを確認/設定する
企業内で定めているソーシャルメディア運用ガイドラインを確認しましょう。決まっていなければ、定めましょう。ヒントになり、再利用できるガイドラインもインターネット上で公開されています。
キャラの設定(フレンドリーで自分の意見も言うか、ほかの人の投稿に反応するか、それとも一方的に発信するか)も検討しましょう。トンマナ(トーン&マナー)の統一は重要です。架空のキャラクターを使う企業もあります。
◆投稿担当を決める
複数人で投稿するかどうかも決めておきましょう。
◆投稿のタイミングや頻度を決める
通勤や休憩時間に見てもらえる時間帯に投稿するといったものです。ツールを使えば、事前にタイマー設定ができます。
◆実際の見え方を確認してから投稿する
特に慣れないうちは「どう見えるか」を投稿文の作成者以外が事前にレビューするのが好ましいです。
◆キャンペーンとの連携施策を決める
マーケティングキャンペーンを実施する場合は、その担当者と段取りなどを詰め、投稿のタイミングや内容を調整する必要があります。
◆炎上した時の対応方法を決めておく
炎上してしまった時を想定し、対応方法を事前に定めておきます。
また、次のことに気をつけておきましょう。
◆ルールが変わる
投稿の表示されるアルゴリズムの変更などが予告なくおこなわれることがあります。
◆アカウントが使えなくなる
何らかの理由で突然アカウントが使えなくなることがあります。復旧させようにも、問い合わせ窓口が海外にあり、どうにも解決しないことも。使えなくなるリスクもあることを事前に認識し、1つのチャネルのみに依存しないようにしましょう。
そして、使えなくなった場合を想定し、次のような対応も視野に入れましょう。
・プロフィール欄に公式サイトのリンクを入れておき、そちらで説明を加える
・社長アカウントやPRアカウントなども作成し、それらのアカウントでも情報発信ができるようにしておく
◆アカウントの誤爆
担当者が複数アカウントを運用している時に、操作をまちがえてプライベートな投稿をしてしまうケースがあります。投稿ツールを分けるようにして防ぎましょう。
◆乗っ取り
パスワード情報が漏洩してアカウントを乗っ取られてしまう事象にも注意が必要です。パスワードは複雑で長いものにし、ほかのアカウントと使いまわさないようにしましょう。2段階認証もおこないましょう。
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