(※写真はイメージです/PIXTA)

コンサルタントである松本繁治氏の著書『壊れたニッポンを治す為の21の処方箋』より一部を抜粋・再編集し、「日本の教育システム」が抱える問題を見ていきます。

「日本人の思考回路」400年掛けて作られてきたが…

脳科学者の中野信子氏によると、今の日本人の考え方・思考回路は400年掛けて作られてきたとの事である。江戸時代の長い平和を経て、今の日本人的な思考回路が醸成されていったと云う事の様だ。

 

江戸時代に日本の文化が発展し、良い面が沢山ある一方、変えた方が良いと思える所も少なからずある。そしてこれを変えるには、別途400年掛かる、と云った内容の事を著書やTV等のその他の媒体を通じて言っている。

 

しかし400年も待てない。モノによっては直ぐに解決できる問題点もあるが、できれば20年または30年先を見据えて、変わるべき所は変える取り組み、そのための処方箋を考えていきたい。学校教育に関する処方箋は沢山ある。

 

小学校から大学まで、それぞれにおいて問題点が内在していて、変えられる事が沢山ある。ここでは、次の9種類の処方箋について考えていきたい。

 

①小中及び高等学校におけるクラス単位の生徒数の削減

 

②高等学校以上、特に大学での国公立学校の増加

 

③受験制度の改革

 

④飛び級の許容

 

⑤大学内での転部、または転校の許容

 

⑥理工系学部の授業料優遇と初任給の待遇改善

 

⑦部活の在り方の見直し

 

⑧学校教育における教育内容の改革

 

⑨リーダ教育の実施

 

 

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松本 繁治

ルイジアナ州立大学工学部卒、同大学大学院中退。

日米の製造メーカに勤務後、外資系IT企業や外資系コンサルティング企業にてコンサルタントとして10年以上の活動を行う。一時期、家業である製造メーカで経営を支援。

2009年以降は独立してコンサルティング活動を継続中。

※本記事は幻冬舎ゴールドライフオンラインの連載の書籍『壊れたニッポンを治す為の21の処方箋』(幻冬舎MC)より一部を抜粋したものです。最新の法令等には対応していない場合がございますので、あらかじめご了承ください。

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