データから露わ!中小企業がいま「YouTube」を始めれば大企業より先手を取れる「これだけの理由」

データから露わ!中小企業がいま「YouTube」を始めれば大企業より先手を取れる「これだけの理由」
(※写真はイメージです/PIXTA)

「YouTubeはオワコン」という言説がまことしやかに喧伝されています。しかし、実はビジネスの観点からはむしろ今こそ始め時、しかも中小企業ほど有利です。かつて楽天で「ラクマ」や「6時間タイムセール」等のヒット企画にかかわったYouTubeプロデューサーの大原昌人氏が著書『会社の売上を爆上げする YouTube集客の教科書』(自由国民社)より、今YouTubeを始める利点について解説します。

YouTubeに企業として参入すべきワケ

これは「ハウツー系」において特に顕著な傾向で、「確定申告 方法」でも「スマホ 操作法」でも、1ページ目の上位~中位のあたりに、必ずといっていいほど動画コンテンツが入ってきます。

 

ここからYouTubeに飛んで動画を再生し、そこに挿入される広告を見る人が増えれば、それだけGoogleが儲かる仕組みなので、将来的には検索結果のトップが動画になる可能性も大いに考えられます(今現在でも検索ワードによっては検索トップに出てくることもあります)。

 

言うまでもなく、Googleは世界最大手の検索エンジンであり、google.comは世界でもっともアクセスされているWebサイトです。

 

ネットユーザーの9割以上がGoogleの検索エンジンを利用し、すでにトップクラスでさらにじわじわ伸びているそのGoogleがYouTubeを全力で推しているのだから、伸びないはずがありません。YouTubeに企業として参入し、コンテンツを蓄積していくことは、必ず会社の財産となるでしょう。

 

しかも私の見通しでは、近い将来「1企業1YouTubeチャンネル時代」が必ずやってきます。

 

今の時代、まっとうな企業はほとんどホームページをもっています。逆にホームページがないと「この企業、大丈夫かな」「本当に営業しているのかな」と不信感をもたれてしまいます。

 

ホームページがない会社は、営業活動だけではなくブランディングや求人など、さまざまな面で不利な立場に置かれるようになっています。

 

それと同じことが、動画チャンネルでも起きる可能性はきわめて高いと考えられます。少なくとも10年以内には、ほとんどの企業が何らかの動画チャンネルを持つようになるでしょう。

 

もちろん動画配信サイトはYouTubeだけではなく、ニコニコ動画やVimeoなどいくつも存在しますが、現時点での圧倒的なシェアと、天下のGoogleの傘下である点をふまえれば、10年後もYouTubeの優位は揺るがない可能性が高いと考えられます。

 

[図表2]Z世代のソーシャルメディア利用率

 

そんな時代になってから慌ててチャンネルを立ち上げても、先行者利益にあずかれないのはもちろんのこと、ノウハウもコンテンツも蓄積されていないゼロからのスタートでは、先行するライバル企業に太刀打ちできるはずがありません。

 

せいぜい「チャンネルがないことへの不信感」を払しょくするのが関の山といったところでしょう。

 

しかし今ならまだ、動画チャンネルを持っている企業は全体の1%にも届きません。どのみちいつかは始めることになるのだから、どうせなら先行者有利を享受できる「今」すぐに始めようではないですか!

 

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会社の売上を爆上げする YouTube集客の教科書

会社の売上を爆上げする YouTube集客の教科書

大原 昌人

自由国民社

ビジネス系のYouTube集客では、 チャンネル登録者数などは重要ではありません。 なぜなら、重視するのは広告収入ではなく、本業の収入を上げることだからです。 ですから、いくら、登録者数を稼いでいようと、動画の再生…

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