YouTubeに企業として参入すべきワケ
これは「ハウツー系」において特に顕著な傾向で、「確定申告 方法」でも「スマホ 操作法」でも、1ページ目の上位~中位のあたりに、必ずといっていいほど動画コンテンツが入ってきます。
ここからYouTubeに飛んで動画を再生し、そこに挿入される広告を見る人が増えれば、それだけGoogleが儲かる仕組みなので、将来的には検索結果のトップが動画になる可能性も大いに考えられます(今現在でも検索ワードによっては検索トップに出てくることもあります)。
言うまでもなく、Googleは世界最大手の検索エンジンであり、google.comは世界でもっともアクセスされているWebサイトです。
ネットユーザーの9割以上がGoogleの検索エンジンを利用し、すでにトップクラスでさらにじわじわ伸びているそのGoogleがYouTubeを全力で推しているのだから、伸びないはずがありません。YouTubeに企業として参入し、コンテンツを蓄積していくことは、必ず会社の財産となるでしょう。
しかも私の見通しでは、近い将来「1企業1YouTubeチャンネル時代」が必ずやってきます。
今の時代、まっとうな企業はほとんどホームページをもっています。逆にホームページがないと「この企業、大丈夫かな」「本当に営業しているのかな」と不信感をもたれてしまいます。
ホームページがない会社は、営業活動だけではなくブランディングや求人など、さまざまな面で不利な立場に置かれるようになっています。
それと同じことが、動画チャンネルでも起きる可能性はきわめて高いと考えられます。少なくとも10年以内には、ほとんどの企業が何らかの動画チャンネルを持つようになるでしょう。
もちろん動画配信サイトはYouTubeだけではなく、ニコニコ動画やVimeoなどいくつも存在しますが、現時点での圧倒的なシェアと、天下のGoogleの傘下である点をふまえれば、10年後もYouTubeの優位は揺るがない可能性が高いと考えられます。
そんな時代になってから慌ててチャンネルを立ち上げても、先行者利益にあずかれないのはもちろんのこと、ノウハウもコンテンツも蓄積されていないゼロからのスタートでは、先行するライバル企業に太刀打ちできるはずがありません。
せいぜい「チャンネルがないことへの不信感」を払しょくするのが関の山といったところでしょう。
しかし今ならまだ、動画チャンネルを持っている企業は全体の1%にも届きません。どのみちいつかは始めることになるのだから、どうせなら先行者有利を享受できる「今」すぐに始めようではないですか!
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