「それでも1,000万円を貯める」ために知っておくべき悲惨な現実…データが示す「日本人の貯蓄」がどんどん減っているワケ【FPが解説】

「それでも1,000万円を貯める」ために知っておくべき悲惨な現実…データが示す「日本人の貯蓄」がどんどん減っているワケ【FPが解説】
(※写真はイメージです/PIXTA)

実は、日本の2人以上の世帯の約35%が「貯蓄1,000万円」を超えています。貯蓄1,000万円は決して夢の数字ではなく、貯蓄のしくみを知り、慣れることで、誰でも実現できます。本記事では、テレビ出演をはじめ幅広く活躍しているファイナンシャルプランナーの飯村久美氏が、著書『年収300万円でもラクラク越えられる「貯蓄1000万円の壁」』から、前提として知っておくべき日本の厳しい現状について解説します。

みんなはどれくらいお金を稼いでいるの?

給与が上がらない時代に生きるなかで、みんながどれくらい稼いでいるのかも気になりますよね。

 

厚生労働省が行っている「国民生活基礎調査」2019年調査という資料を見ると、1世帯あたりの所得の平均値は552.3万円で、中央値は437.3万円です。

 

所得階級別のグラフにすると、平均値を上げているのは年収1,000万円を超える一部であり、約6割の世帯が平均値を下回っていることがわかります。

 

平均所得金額の年次推移に目を移すと、もうひとつ悲しい現実が見えてきます。

 

それは、約25年で年収が100万円以上も減っていることです。

 

1994年の平均は、664.2万円。2018年の平均は、552.3万円。1年間の収入が、111万円も減っているのです。

 

これはとても驚くべきことで、月平均にすると10万円弱の収入が減っていることになります。これでは家計が苦しくなるのはあたりまえです。

 

一方の支出はといえば、コロナ禍に加え、ロシアのウクライナ侵攻や歴史的な円安、天候不順などの影響で、食料やエネルギーの供給不足が深刻化し、過去に例を見ないほど値上がりが続いています。

 

日本にはエネルギー資源がほとんどありませんから諸外国頼みですし、日本の食料自給率はたったの38%(2021年カロリーベース)しかありません。日本は、多くのエネルギーや食料を輸入に頼っている国ですから、その輸入品の値上がりが様々なコストに転嫁され、ありとあらゆるものがどんどん値上がりしているのです。

 

仮に収入が下がらなくても、電気代やガス代といった光熱費、または食料品といった生活必需品の値段が上がっていけば、おのずとわたしたちの生活はどんどん苦しくなります。

 

※出典:厚生労働省「2019年 国民生活基礎調査の概況」
[図表5]各種世帯の1世帯当たり平均所得金額 ※出典:厚生労働省「2019年 国民生活基礎調査の概況」

 

※出典:厚生労働省「2019年 国民生活基礎調査の概況」
[図表6]所得金額の平均値は? 中央値は? ※出典:厚生労働省「2019年 国民生活基礎調査の概況」

これからの日本経済、一体どうなるの?

それでは、あなたのお金に大きな影響を与える日本経済のこれからはどうでしょうか? 経済を考えるときの指標となるのは、これからの労働力とGDP(経済成長率)です。

 

まず労働力に関していえば、現段階では先細りになるといわざるを得ないでしょう。なぜなら、少子化傾向が止まらないからです。

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年収300万円でもラクラク越えられる「貯蓄1000万円の壁」

年収300万円でもラクラク越えられる「貯蓄1000万円の壁」

飯村 久美

KADOKAWA

年収300万円でもラクラク越えられる!『貯蓄1000万円の壁』 1000世帯以上の家計相談を受けてきた「お金のプロ」が『貯蓄1000万円の壁』を越える方法と考え方を伝授。 お金を増やすのは難しい。 そう思っていませんか? …

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