腸内の善玉菌を増やす「発酵食品」の作用
日本の伝統食にも多い発酵食品は、酵母や乳酸菌による発酵で、生産物質がつくられていますので、善玉菌を増やし、腸内環境を整える作用が期待できます。
味噌・醤油・みりん・酢・漬物・納豆、麹など、いずれも和食になじみ深い食品ばかりです。発酵食品の中でも特に糠ぬか漬けは、野菜の持つビタミンも一緒に摂れるので一石二鳥といえるでしょう。
なお、海外にも発酵食品はあります。代表的なものにはチーズ、ヨーグルト、キムチ、ザーサイなどがあります。
韓国人の若者の便秘は「キムチ離れ」が原因!?
余談になりますが、以前、韓国の人と話をする機会があったとき、「今どきの若者には便秘で悩んでいる人が多い」と聞きました。
なんでも近年の韓国では、キムチを好んで食べる習慣が昔ほどにはなくなってきており、特に若い人の間では、食生活の欧米化でキムチ離れが進んでいるそうです。
それが、昔はほとんど聞かれなかった、便秘の悩み増につながっているのだとか。いかにキムチが、腸内環境を整えるのに効果的かを物語るエピソードですね。
キムチを選ぶ時は賞味期限寸前のものを購入するのがお勧めです。味も良くなっている上に、乳酸菌が長い時間をかけて発酵されているので、より多くの生産物質が含まれています。