前回は、優れた「整腸効果」をもつ発酵食品について解説しました。今回は、善玉菌を増やす「オリゴ糖」が含まれる食品について見ていきます。

できるだけ自然の食材から摂りたい「オリゴ糖」

善玉菌を増やすには、「えさ」を積極的に与えることが大切です。「オリゴ糖」はその代表格といえるでしょう。

 

しかし、市販のオリゴ糖の中には、オリゴ糖以外の糖が添加されているものもあり、摂りすぎには注意したほうが良いでしょう。

 

市販のオリゴ糖が悪いと言っているわけではないのですが、私自身は、できるだけ自然の食材から摂るようにしています。

腸内環境を整えるには成人で3~5gが摂取目安

オリゴ糖を多く含む食品は、玉ねぎ、サトウキビ、きゃべつ、ごぼう、アスパラガス、じゃがいも、ニンニク、トウモロコシ、大豆などです。

 

腸内環境を整えるオリゴ糖の一日の摂取目安量は、成人で3~5gほどとされています。玉ねぎでいえば、約半分で3gほどのオリゴ糖が含まれています。

 

ただし、オリゴ糖と一口にいっても、含まれている食品によって、大腸での分解のされやすさ、つまり善玉菌にとっての「好物」の度合いは少しずつ違いがあるということも、最近研究されつつあります。

 

そのため、一つの食材に頼らず、いろいろな食材を摂るほうが望ましいと考えます。

本連載は、2016年4月30日刊行の書籍『不老「腸」寿』から抜粋したものです。記載内容は予防医学の観点からの見解、研究の報告であり、治療法などの効能効果や安全性を保証するものではございません。

不老「腸」寿

不老「腸」寿

村田 公英

幻冬舎メディアコンサルティング

本書では、約50年の長きにわたり乳酸菌の研究を行ってきた著者が、本当に効果のある腸内改善のノウハウについて解説していきます。 「乳酸菌生産物質」を活用した腸内改善を行えば、100歳まで健康に長生きすることが可能にな…

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