CEV補助金とは
CEV補助金(クリーンエネルギー自動車導入促進補助金)は、以下の自家用の車両を購入したり、「充電・水素充てんインフラ」を整備したりした場合に受け取ることができる補助金です。
・電気自動車(EV)
・軽電気自動車(軽EV)
・プラグインハイブリッド車(PHV)
・燃料電池自動車(FCV)
・超小型モビリティ、ミニカー、電動二輪
なお、補助金を受ける条件として、自動車を災害時の「非常用電源」として可能な限り協力することが要求されています。
公表された「2022年度補正予算事業」のポイント
今回の発表において、変更が加えられたのは以下の2点です。
・2023年4月1日以降の初度登録車両について補助条件を変更
・「クリーンディーゼル車(CDV)」が2023年4月1日以降の初度登録車両から補助対象外に
とりわけ重要なのは、2023年4月1日以降の初度登録車両についての補助条件の変更です。以下の2つです。
【2023年4月1日以降の初度登録車両についての補助条件の変更点】
1. 補助上限額の上乗せの要件を加重する
2. 高額車両(税抜840万円以上)の補助額は通常の補助額の0.8倍にする
◆変更点1|補助上限額の上乗せの要件を加重する
第一に、2023年4月1日以降の初度登録車両について、後述する「補助上限額」を「上乗せ」してもらうための要件が加重されます。
すなわち、従来の「所定の外部給電機能を有すること」の要件に加えて、2023年4月1日以降に初度登録を行う「EV」「PHEV」の乗用自動車については、新たな要件として、省エネ法トップランナー制度の2030年度燃費基準の対象となる車両(型式指定自動車)であることが加重されます。
◆変更点2|高額車両(税抜840万円以上)の補助額は通常の補助額の0.8倍にする
第二に、高額車両(税抜840万円以上)の補助額は通常の補助額の0.8倍に削減されます。
これは、自動車メーカーに対し価格低減を促すためです。