「ご飯をご馳走してくれる」→いい人かと思いきや…じつは近づいてはいけない「要注意人物」の“行動パターン6例”

「ご飯をご馳走してくれる」→いい人かと思いきや…じつは近づいてはいけない「要注意人物」の“行動パターン6例”
(※画像はイメージです/PIXTA)

お金のことを気にすることなく会社を運営できれば気楽でしょうが、現実は残念がらそうではありません。経営に携わるかぎり、いつ何時でも資金繰りは切り離せない問題です。2020年に世界が一変してから、お金のことにより向き合わざるをえなくなった社長は数多くいるはずです。多くの経営者が必要とするお金に関する知識と、考え方について、大林誠一氏の著書『社長のためのお金のトリセツ』(かざひの文庫)で解説します。

お金に困っているときだけ寄ってくる、要注意人物の見分け方

要注意人物の行動パターン

「いままで全然親しくなかったのに、やけに最近近づいてくるな…」と思ったら、疑ったほうがいいかもしれません。お金に困っているときや、力を貸してほしいときだけ近づいてくるような人はいませんか? 自分自身を守るためにも、こんな人がまわりにいたら気をつけましょう。

 

1.ご飯をごちそうしてくれたり、羽振りがよさそうな雰囲気を出している

 

2.仕事のアポイントはなかなか取れないにも関わらず、頻繁に訪ねてきたり、いままででは考えられないような頻度で連絡してくる

 

3.5回目以上で、話を持ち出してくる(2、3回ではそれらしい話をしてこない)

 

4.自分がいかにも大きな仕事をしている、特別な仕事をしているという話をしてくる

 

5.「乗せてあげましょう」「一枚噛ませてあげましょう」というスタンスで話をする

 

6.「あなただけに特別にこのくらいのリターンがありますよ」と投資の話をしてくる

 

もちろんあなたとその相手との関係性にもよりますが、前述の内容に当てはまる特徴があるとしたら、注意して接したほうがいいですね。

 

自分の下心にも注意する

ただし、気をつけるのは相手だけではありません。自分自身の、「ラクして儲けたい」という下心にも気をつけなくてはいけません。

 

「大きいお金が入ったら、〇〇円払いますから」という話が出てきたとき、こんなふうに思ってしまったら危険です。「今月はこれが入るだろうから、いまならお金は出せそうだな。いま助けておいたら、こちらが困ったときに助けてもらえるはず。こちらも安定したいしいいかもしれない…」こういう話はたいていうまくいきません。でも、まだ自分の会社の資金が安定していないときには、つい欲や下心が出てきて、お金を出してしまうのです。

 

人にお金を融通するときには、相手だけではなく、自分にも注意しましょう。詐欺とまではいかないものの、ギリギリのラインの話というのは、意外と身近にもあるものです。

 

「こういうお金が入るから貸しておいて」「いまこういうプロジェクトをやっているから、この部分だけ出資してほしい」こんなフレーズが相手から出てきたら、そのまま受け取らないほうが賢明です。

 

決して他人事とは思わないこと

(※画像はイメージです/PIXTA)
(※画像はイメージです/PIXTA)

ある経営者が、「何十億円儲かる」という話をされて、5000万円出してしまったことがありました。第三者の立場で話を聞くと、明らかに詐欺だとわかるのですが、本人は信じきって、疑いもせずにお金を出してしまいました。

 

「ラクして儲けたい」という思いが、目を狂わせたのでしょう。決して他人事ではありません。自分のところにいつ話がくるかはわからないのです。相手を見極める目を持ち、自分の下心に注意したいものですね。

 

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※ 本連載は、大林誠一氏の著書『社長のためのお金のトリセツ』(かざひの文庫)より一部を抜粋し、再編集したものです。

社長のためのお金のトリセツ

社長のためのお金のトリセツ

大林 誠一

かざひの文庫

2020年に世界が一変してから、お金のことに向き合わざるをえなくなった社長は数多くいるはずです。 お金に対する基本の考え方、税金の扱い方、融資や資金繰り、雇用に関する知恵、交渉や未来の戦略のこと…。 お金から目を…

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