お金に困っているときだけ寄ってくる、要注意人物の見分け方
要注意人物の行動パターン
「いままで全然親しくなかったのに、やけに最近近づいてくるな…」と思ったら、疑ったほうがいいかもしれません。お金に困っているときや、力を貸してほしいときだけ近づいてくるような人はいませんか? 自分自身を守るためにも、こんな人がまわりにいたら気をつけましょう。
1.ご飯をごちそうしてくれたり、羽振りがよさそうな雰囲気を出している
2.仕事のアポイントはなかなか取れないにも関わらず、頻繁に訪ねてきたり、いままででは考えられないような頻度で連絡してくる
3.5回目以上で、話を持ち出してくる(2、3回ではそれらしい話をしてこない)
4.自分がいかにも大きな仕事をしている、特別な仕事をしているという話をしてくる
5.「乗せてあげましょう」「一枚噛ませてあげましょう」というスタンスで話をする
6.「あなただけに特別にこのくらいのリターンがありますよ」と投資の話をしてくる
もちろんあなたとその相手との関係性にもよりますが、前述の内容に当てはまる特徴があるとしたら、注意して接したほうがいいですね。
自分の下心にも注意する
ただし、気をつけるのは相手だけではありません。自分自身の、「ラクして儲けたい」という下心にも気をつけなくてはいけません。
「大きいお金が入ったら、〇〇円払いますから」という話が出てきたとき、こんなふうに思ってしまったら危険です。「今月はこれが入るだろうから、いまならお金は出せそうだな。いま助けておいたら、こちらが困ったときに助けてもらえるはず。こちらも安定したいしいいかもしれない…」こういう話はたいていうまくいきません。でも、まだ自分の会社の資金が安定していないときには、つい欲や下心が出てきて、お金を出してしまうのです。
人にお金を融通するときには、相手だけではなく、自分にも注意しましょう。詐欺とまではいかないものの、ギリギリのラインの話というのは、意外と身近にもあるものです。
「こういうお金が入るから貸しておいて」「いまこういうプロジェクトをやっているから、この部分だけ出資してほしい」こんなフレーズが相手から出てきたら、そのまま受け取らないほうが賢明です。
決して他人事とは思わないこと
ある経営者が、「何十億円儲かる」という話をされて、5000万円出してしまったことがありました。第三者の立場で話を聞くと、明らかに詐欺だとわかるのですが、本人は信じきって、疑いもせずにお金を出してしまいました。
「ラクして儲けたい」という思いが、目を狂わせたのでしょう。決して他人事ではありません。自分のところにいつ話がくるかはわからないのです。相手を見極める目を持ち、自分の下心に注意したいものですね。
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