医学部受験の「塾選び」、3つのポイント
最近は昔のような対面式の塾だけでなく、オンラインの塾も増えてきました。様々な特色を持つ塾があり、どの塾を選んだら良いか迷ってしまいますよね。
塾選びの際には、3つほど見極めるべきポイントがあります。
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【医学部受験の塾選び3つのポイント】
①自分の現状について、客観分析やプランニングをしてもらえること
②医学部情報に詳しいこと
③自分に最適なカリキュラムを作成してもらえること
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特に、①については、学力や個性、能力、現状できること・できないことが一人ひとり異なることを前提に、客観的に分析し合格までのプランニングをしてもらえることが重要です。
また、②では、大学入試を取り巻く現状や、医学部入試制度そのもの、もちろん入試問題などを分析していて、その結果を情報として提供してもらえるかどうかも確認してください。
③のカリキュラムは、作成してもらえることはもちろん、状況の変化に応じて最適なものに随時改訂してもらえるかどうかも、大事な判断ポイントです。
集団授業、個別授業、オンライン…タイプ別の注意点
先ほど、様々な特色の塾がありますと言いましたが、具体的には大人数で1つの授業を受ける大手の予備校から、少人数制の集団授業を行う塾、1対1の個別指導塾、それから最近増えてきているオンラインの塾などが主な塾のタイプです。
大手の予備校は、授業料が比較的安いというメリットがありますが、事前に作られたコースに属し、同じカリキュラムに従って大人数で授業を受けるため一人ひとりに合わせてカリキュラムを作成してもらうことはできません。自分で必要だと思う授業を選択して時間割を考えなければならない場合も多いです。
また、模試の総合成績の順位でクラス分けをする塾もあります。総合成績の順位だけでクラス分けをする形では、それぞれの科目の授業内容がすべて自分のレベルに合致するとは限りません。したがって、学ぶべき内容の授業を受けられる最適な学習環境になるわけではありません。そういった点をあらかじめ理解しておくと良いでしょう。
一方、少人数での集団授業や個別授業であれば、それぞれの生徒に合わせた学びを提供してくれるように感じやすいですね。ただ、いくら個別授業だとしても、先生主導で授業が展開されていなければ期待するような効果が得られない可能性があるということに注意が必要です。
具体的には、生徒が自習し、自分がわからないと思ったところだけを質問するといった形です。このような形で完全に生徒が主導権を持ってしまうと、生徒自身が気づくことができない穴を講師が積極的に見つけ出して修正することは極めて難しく、問題点を残したままになりがちです。
さらに、本人の気持ちの赴くままにやりたい内容を進めたあげく、科目や単元の学習時間・学習量のバランスを崩し、優先度の高い内容に手をつけられず、弱点科目・単元が残ったままになってしまうことも多いのです。
もしその塾に素晴らしいカリキュラムがあったとしても、その通りに実行できなければ意味がありません。本当に生徒の力を伸ばそうとするなら、先生が生徒の様子を確認しながら、イニシアティブをとって授業を進めていく必要があります。
これは、オンラインの塾でも同様のことが言えます。オンライン塾のうち、学校の授業でわからないことの質問対応を中心とする塾の授業は、時間のない現役生や通塾が難しい人にとってはメリットがありますが、どうしても、生徒自身がわからないと思うところだけを質問する形になりがちです。オンライン塾を選ぶ場合も、プランニングと最適なカリキュラムを提示する塾かどうかを確認する必要があります。
自分自身の弱点を把握し、どの程度の時間をそこに振り分けるべきか、ということを判断できる方は、自分主導で授業が進む塾で成果を上げることができると言い換えることもできます。
自己分析が不得意だったり、自己コントロールが苦手な方、あるいは、どのように勉強を進めるべきかがわからないという方は、しっかりと分析を行ったうえで合格までのカリキュラムやプランニングを作成してくれ、管理やサポートもしっかり行ってもらえるような塾を選ぶのが良いと思います。
医学部専門予備校 京都医塾
「教育は、一人のために生まれる。」を企業理念に、圧倒的合格率で「偏差値40からの医学部受験合格」へ導く医学部専門予備校。京大出身の社員講師を中心に全国に校舎を増やさず、京都にしかない独自の教育サービスを展開。
医学部の受験競争が激化し、合格には偏差値65以上が必要と言われるなか、入塾選抜テストを行わず、偏差値40台から受験勉強をスタートした生徒を毎年合格させている。