【Cタイプ】まったく勉強をしてこなかった生徒
■学習リズムを徹底して整えることからスタート
Cタイプの生徒は、入塾までまったく(ほとんど)勉強をしてきていない生徒です。例えば中学や高校で、部活が生活のすべてだった生徒などです。Cタイプの生徒には、学習リズムを徹底して整えてもらうことから始めます。
2022年度に合格した千葉くんは、まさしくこのCタイプでした。入塾時の千葉くんの4科目の平均偏差値は40以下。中学校は進学校に入学したものの、部活動のラグビーにのめり込み、勉強がおろそかになった結果、高校での成績は、学年順位で下から数えたほうが早いという状況になっていました。
このようなタイプの生徒は、実は京都医塾では珍しくありません。Cタイプの生徒に必要なのは、各科目に対する攻略法などという前に、まずは生活のリズムを整え、【学習の習慣】を確立することです。今まで勉強はしてこなかったものの、体力、あるいは集中力を持っている生徒も多く、その強みをコンスタントに勉強を継続するためにいかすのです。
Cタイプの生徒の多くは、こだわりもなければ、誤った学習の習慣すらありません。極端に言えば、無垢な状態からスタートします。学習の習慣とリズムを掴むまでの最初の期間は、しんどい時期が続きますが、その大変さを乗り越えてリズムが確立できれば、まるで乾いたスポンジのように、グングンと知識を吸収して、目覚ましい成長を遂げることも多いです。
千葉くんは結果として私たちの予想を大きく上回る成長を遂げました。なんとたった1年で医学部の合格を勝ち取ったのです。
【Dタイプ】大学を卒業してから再受験するケース
■最新の受験情報の不足、高校卒業以降の学習のブランクというハードル
大学を卒業してから、あるいは社会人になってから改めて医学部受験にチャレンジするという人もいます。本稿では、このタイプの人たちをDタイプとします。
Dタイプの人たちは、今あるキャリアをあえて捨て、医師を目指すと決意した人たちですから、初めて塾や予備校にご相談いただいた時から強い覚悟を持っている方が多いです。
そんなDタイプの人たちにとって、ハードルとなるのが、最新の医学部受験情報の不足、高校卒業以降の学習のブランクです。
長期間の学習のブランクによって、過去に一度習得した内容ですら多くを忘れていて、それを学び直す必要があります。また、学習指導要領改訂により新課程の内容が導入され、完全に未履修で初めて学ぶ内容があることもしばしばあります。そのような単元は完全に高校の教科書の基礎内容から学び始める必要があり、苦手意識も相まって、そこから医学部合格に必要な学力レベルまで引き上げるのは、非常に負担が大きいものです。それらを自分だけでなんとかするのはなかなか難しく、医学部専門予備校を頼られる方も多いです。
このようなハードルがあるにも関わらず、自分の人生を転換するという確たる決意を持って医学部にチャレンジする再受験生からは、決して迷わない、途中で投げ出さない強い覚悟を感じています。
医学部専門予備校 京都医塾
「教育は、一人のために生まれる。」を企業理念に、圧倒的合格率で「偏差値40からの医学部受験合格」へ導く医学部専門予備校。京大出身の社員講師を中心に全国に校舎を増やさず、京都にしかない独自の教育サービスを展開。
医学部の受験競争が激化し、合格には偏差値65以上が必要と言われるなか、入塾選抜テストを行わず、偏差値40台から受験勉強をスタートした生徒を毎年合格させている。