日々の仕事に追われるサラリーマン生活も、もうじき定年が見えてきた…。定年前後は、生活やお金の使い方を見直すタイミング。それにより、将来の生活の安心度合いは大きく向上するのです。本記事では、お金のプロが「60歳からの正解」をわかりやすく紹介します。※本記事は、『マンガと図解 定年前後のお金の教科書』(宝島社)より抜粋・再編集したものです。
定年退職後の住民税、どうやって納めればいい?
◆「想像を上回る金額」に驚く、住民税
退職後に「想像以上に高くて驚いた」とよくいわれる税金に、住民税があります。住民税の金額は1月から12月までの1年間の所得をもとに計算されます。そうして決まった金額を、翌年の6月から翌々年の5月の間で支払う仕組みになっています。つまり、まったく収入がなかったとしても、現役時代の所得をもとにした、前年分の住民税を支払う必要が出てくるのです。
ですから、翌年の住民税のお金は事前に確保しておく必要があります。
◆納税方法は退職月によって変わる!
退職後の住民税の納付方法は、退職する時期によって違います。1月から5月に退職した場合は、退職時に5月分までの住民税が給与や退職金から一括で徴収されます。それに対して6月から12月に退職した場合は、お住まいの市区町村から送られてくる納付書を使って退職月以降の住民税を自分で支払います。その後の納税は一括または年4回の分割納付になります。
頼藤 太希
株式会社 Money & You 代表
高山 一恵
株式会社 Money & You 取締役
株式会社Money&You代表取締役
中央大学客員講師。慶應義塾大学経済学部卒業後、外資系生命保険会社にて資産運用リスク管理業務に従事。
2015年に株式会社Money&Youを創業し、現職。女性向けWebメディア「FP Cafe」や「Mocha(モカ)」を運営。マネーコンサルタントとして日本人のマネーリテラシー向上に注力している。『1日1分読むだけで身につくお金大全100』(自由国民社)、『はじめてのFIRE』(宝島社)、『そのままやるだけ!お金超入門』(ダイヤモンド社)、『はじめてのNISA&iDeCo』(成美堂出版)など著書多数。
日本証券アナリスト協会検定会員。ファイナンシャルプランナー(AFP)。日本アクチュアリー会研究会員。
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連載老後不安をスッキリ解消!…知った人だけ得をする「定年前後のお金の教科書」
株式会社Money&You取締役
慶應義塾大学文学部卒業。2005年に女性向けFPオフィス、株式会社エフピーウーマンを創業、10年間取締役を務め退任。
その後、株式会社Money&Youの取締役に就任。講演活動、執筆活動、相談業務を行い、女性の人生に不可欠なお金の知識を伝えている。
『はじめての資産運用』(宝島社)、『はじめてのNISA&iDeCo』(成美堂出版)、『やってみたらこんなにおトク! 税制優遇のおいしいいただき方』(きんざい)など著書・監修書多数。
株式会社Money&You
http://moneyandyou.jp/
FP Cafe
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twitter
@takayamakazue
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