リーマンショック前後の最強ポートフォリオの成績
最強ポートフォリオというだけあって、攻めに強いだけでなく、守りにも強くないといけません。そこで、最強ポートフォリオを運用中に、2008年のリーマンショックレベルの株価暴落が起こった時のシミュレーションをご紹介します。
図表は、2007年1月に基準価額1万円でスタートしたレバレッジNASDAQ100、S&P500、全米株式(VTI)と最強ポートフォリオ(レバナス+楽天USA360)の2012年末まで約6年間の基準価額の推移を計算したシミュレーションです。
運用開始から約1年半が経過した2008年9月にリーマンショックが直撃し、株価が大暴落。レバナスは最大82・9%ものドローダウン(下落)となり、そこから運用開始直後の高値まで戻るのに、4年11か月の歳月が必要でした。S&P500やVTIは約56%の下落で、その後、5年以上かけて、ようやくリーマンショック前の高値まで戻しています。
対する最強ポートフォリオのドローダウンは52・5%。S&P500やVTIよりも軽微であり、高値まで戻すのに3年9ヵ月しかかかっていません。最強ポートフォリオの下落が一番小さく、回復が最も早い結果になりました。
「100年に一度」といわれた金融ショックでこのダメージと回復力ですから、その守備力はかなり頑強だということがわかります。しかも、“攻めだるま”のレバナスが約3分の1入っているおかげで、相場が上昇局面入りした時の運用資産の伸びも他のインデックスファンドに比べて圧倒的。
一括投資でもこの結果ですから、最強ポートフォリオがいかに優れた組み合わせであるかがわかると思います。この守りを維持しておきたいのであれば、リバランスは必要といえますね。1つの参考事例としてお考えください。
風丸
投資家