自社の課題解決だけでは達成しない…「サプライチェーン全体」を変革してこそDXの成功といえるワケ

自社の課題解決だけでは達成しない…「サプライチェーン全体」を変革してこそDXの成功といえるワケ
(※写真はイメージです/PIXTA)

コスト削減や利益率向上など、自社の課題を解決することだけが目的のDXでは、業界で生き残ることはできません。サプライチェーン全体を変革してこそDXの成功といえるのはワケがあります。みていきましょう。

 

企業におけるDXの真の目的とは?

サプライチェーンDX ≠ サプライサイドの効率化

サプライチェーンDXと聞いて、サプライサイドの効率化を図る取り組みと考えていませんか? これは守りのDXであり、実はサプライチェーン変革と相反する可能性があります。 

 

DXの目的はビジネス変革を迅速に実現しマーケットを牽引することであり、企業内の業務高効率化によるコスト削減や利益率向上を目指すために既存のデジタルソリューション活用やアジャイル開発など推進手段を提示すればよいわけではありません。その目的達成のために企業単体の課題のみに着目するのではなく、その商品やサービスの価値を生んで消費されていくサプライチェーン全体で課題を捉え、登場するステークホルダーに対する価値連鎖も意識する必要があります。

 

これは狭義のスマートファクトリー化(工場内の自動化や自律化など)では目的を達成できず、なおかつ不確実性が常態となったニューノーマルな世界で予測不能な出来事に迅速かつ適切に対応できない懸念があることも意図しています。

 

また、価値の捉え方も変化してきており、従来は商品やサービスそのものの価値が重要視され「よいものを作れば売れる」考えでマーケティングされてきましたが、「商品やサービスそのものだけでなく、購入前後の体験を含めた顧客満足度へ影響を与える」考えのCX(カスタマーエクスペリエンス)の提供が必要条件になってきています。

 

CX向上を目指し、顧客でもありパートナーでもあるサプライチェーンに登場するステークホルダーは各々の立場で消費者の真のニーズや価値観を汲み取り企業のマーケティングやサプライチェーンを最適化する取り組みが求められます。

 

[図表]最適化されたマーケティング、サプライチェーン

 

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