(※写真はイメージです/PIXTA)

コンサルタントである松本繁治氏の著書『壊れたニッポンを治す為の21の処方箋』より一部を抜粋・再編集し、日本人の「失敗を許さない文化」「間違いを認めない文化」について見ていきます。

高学歴者程「間違いを認めない」傾向にある?

そして一番の問題点は、高学歴者程、間違いを認めず、責任感が欠落している傾向にある事である。特に役人の不正・不祥事、不正受給、天下り、等々。キリがない程頻繁にマスメディアを賑わしている。池袋での交通事故もまさにこれであろう。

 

そして日本人は、責任の所在を判らない様にする事において天才である。2021年9月14日の日経新聞の1面に、「中小企業の資金繰りを支える国の主要基金が管理費で食いつぶされている」との記事が有った。基金の資金170億円の内、4割が管理費で消費されたとの事である。

 

全国の窓口人員が過剰なため、人件費に消えていっている様で、その人員は金融知識があるとされる地銀のOBが多く雇われているとの事である。

 

この様に対価に見合った仕事をせずにお手当をもらう事が、高学歴者の方が多いのではないだろうか。

 

 

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松本 繁治

ルイジアナ州立大学工学部卒、同大学大学院中退。

日米の製造メーカに勤務後、外資系IT企業や外資系コンサルティング企業にてコンサルタントとして10年以上の活動を行う。一時期、家業である製造メーカで経営を支援。

2009年以降は独立してコンサルティング活動を継続中。

※本記事は幻冬舎ゴールドライフオンラインの連載の書籍『壊れたニッポンを治す為の21の処方箋』(幻冬舎MC)より一部を抜粋したものです。最新の法令等には対応していない場合がございますので、あらかじめご了承ください。

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