ヘンリー・ムサシジ財務大臣(PML Dailyより)

ウガンダの政治や金融、テクノロジーなどに関する情報を、独自のレポートや論説を交えて届ける現地メディア『PML Daily』より翻訳・編集してお伝えする。

 

世界的メガバンクから約4億6,000万米ドル調達予定

ウガンダのヘンリー・ムサシジ財務大臣は、最終目標である48兆1,000億ウガンダ・シリング(1,29億4,634万5,880米ドル)の予算を調達するために、まずは最大3兆5,000億ウガンダ・シリング(9億4,204万1,800米ドル)の融資について承認するよう、国会に要請した。

 

最初の融資は、4億5,756万3,160米ドル(約1兆7,000億ウガンダ・シリング)で、スタンダードチャータード銀行(ロンドンに本拠を置き、世界70ヵ国に事業ネットワークを展開する世界的な銀行金融グループ)から調達される予定である。

 

現在、議会の国民経済委員会に提出されている文書では、「スタンダードチャータード銀行はあくまでも、今後ウガンダに資金提供予定である2つの金融機関に対する代理の銀行に過ぎない」としている。

日本企業から3億米ドル超の融資も

ムサシジ氏は、「スタンダードチャータード銀行は、政府に提供される融資のコストが最も低い、最良の入札者であった」と述べた。

 

また、3億3,048万1,904米ドルが日本の貿易・投資保険会社である日本貿易保険(NEXT)から、2億2,198万5,981米ドルがイスラム投資・輸出信用保険会社(ICIEC)から融資される予定であることを明らかにした。

 

スタンダードチャータード銀行の役割は、「融資の代理および委任された主幹事」だという。ムサシジ氏は、「この2つの外国からの融資は『会計年度中に滞納が累積しないように、未払いのインフラ証明書などの支払いを助ける』ことを意図している」と弁明した。また、「財政的な制約から、政府は国内で必要な各開発費の7%しか融資できず、このことは予算のパフォーマンスと経済回復に影響を及ぼすだろう」と述べた。

 

NEXTは2.9%の金利を徴収し、ICIECは3.5%の金利を徴収する予定である。融資期間は10年で、さらに4年の猶予期間がある。

 

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この記事は、GGOが提携するウガンダのメディア『PML Daily』が2022年11月2日に掲載した記事「Gov’t seeks to borrow Shs3.5 trillion to finance budget」を翻訳・編集したものです。

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