オンライン部門第1回目受賞者はウガンダ人記者
ウガンダの首都・カンパラのジャーナリストであるネルソン・マンデラ氏が、メルク財団主催の「Mask up with Care」メディア表彰2021 東アフリカ諸国(オンライン部門)第1回受賞者に選ばれた。
2017年に設立されたメルク財団は、ドイツを本拠とする化学品・医薬品メーカー「ドイツ メルク KGaA」の慈善活動部門で、「生命科学研究の向上と研究者育成による人々の健康と福祉の向上」を目的としている。
その取り組みは主に、十分な医療サービスを受けていないコミュニティにおけるヘルスケアソリューションへのアクセス改善、ヘルスケアおよび科学研究能力の構築、特に若手や女性に焦点を当てたSTEM(科学、技術、工学、数学)分野の研究者の技能強化・地位向上、その他生命科学研究における国境を越えた協力に重点を置いている。
そんなメルク財団が主催するこの賞は、新型コロナウイルスの認識と予防に関する優れた報道を行ったアフリカ各地のジャーナリストを評価するためのものだ。
賞金は「平均給与の約一年分」
「PML Daily」のジャーナリストであるマンデラ氏は、東アフリカ諸国からオンライン部門の第1位を授与された。
メルク財団のCEOであるラシャ・ケレジ博士は、「あなたの優れた報道は、今回のパンデミックにおける第2波の際に、地域社会での感染拡大を防止するために、マスクの着用、ワクチン接種の推奨、最前線で働く医療従事者への支援など、最善の防御策を機能させる上での啓蒙に大いに貢献しました」と祝辞を述べている。
「私たちは、あなたの積極的なメディア活動に心から感謝し、あなたを『メルク財団 Alumni』の貴重なメンバーとしてお迎えしたいと思います。また、『メルク財団 More Than a Mother Advocate』(の一員)として、不妊症などのデリケートな問題に対する認識を高め、その偏見をなくし、女児教育を支援してほしい」と付け加えた。