(画像はイメージです/PIXTA)

50代は、仕事もプライベートも将来もいろいろ悩み出す時期──数々のベストセラーを世に生み出してきた著作家兼俳優の中谷彰宏氏は、毎日ゴキゲンに過ごすキーワードは「色気」だと話す。本連載では、50代がさまざまな場面で「色気を出す」中谷彰宏流の方法を、『色気は、50歳から。』(中谷彰宏著、春陽堂書店)より抜粋転載でお届けする。

即答する。

色気のある人は、行動がとにかく早いです。何かに誘うと、即答します。

 

ネットで見つけると、即ポチできます。これは情報化社会を生き抜く上で一番大切なことです。

 

ネットリテラシーは、結局、即ポチできるかどうかです。これはIT力の問題ではなく、メンタル力です。即ポチできない人は、「自分にはまだ早すぎるんじゃないか」と言います。

 

50代になって早すぎることは何もありません。ベストタイミングは、「早すぎる」ことです。早すぎも遅すぎもしないことは、もう遅いのです。

 

魅力的な人は、「ピアノをバイエルから練習しています」と、50代で一から勉強を始めます。

 

「早すぎる」と言う人は、ある日突然「遅すぎる」と言い出します。そういう人は行動の幅が狭いです。50%のものが早すぎて、50%のものが遅すぎるという感覚です。それでは行動するタイミングがいつかわからなくて、どちらもできません。

 

色気のある人は、「早すぎること」も「遅すぎること」も両方できるのです。

 

タイミングの悪い人ほど、タイミングにこだわります。「切りのいいところから始めよう」と言う人は、結局始められません。

 

切りの悪いところから始めることで、色気が生まれるのです。

自分から、会いに行く。

色気のある人は、面白い人に会っています。会っている人の幅が広いのです。

 

人数は関係ありません。同じ価値観の人とたくさん会っていても、幅は広くなりません。一緒に行動したり、ごはんを食べたり、話しても楽しい人は、「そういう人とどこで出会うんですか」と思うようなヘンな人に会っています。

 

いつもの店で、いつものものを頼んでいると、いつもの人に会うだけです。

 

行動を変えない限り、ヘンな人に出会うことはありません。ヘンな人と出会うためには、じっとしていてもダメです。

 

50代は役職も自動的に上になるので、向こうから会いに来る人がそこそこ増えます。その大部分は、利害でつながる人です。

 

ヘンな人は、利害のない人です。利害のある人とは、もう会い尽くしています。

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色気は、50歳から。

色気は、50歳から。

中谷 彰宏

春陽堂書店

何となく将来が不安で日々沈みがちな50代に中谷彰宏が送る、 日々をゴキゲンに過ごす方法。 1990年代初頭に中谷彰宏氏が出した就活本『面接の達人』。 当時、面接の達人に影響を受けた就活生も今や50代にさしかかっていま…

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