テスラ株の推移を分析
まず、テスラの株価はわかりやすい。[図表1]の日足のチャートを見てください。ナスダックは去年の11月に天井を打っていますから、これを見ると1200ドルをちょっと超えたところで、きれいなダブルトップになっています。
それで、下がってきて、直近の安値は700ドルをちょっと下回ってきたのがいやな感じです。M字型のダブルトップ。そして、直近の安値をいま割り込んできて630ドルぐらいになっています。これは完全に下回ったとはまだ言えません。一時的に下回っても戻せばいいわけです。しかし、もう危ない。もしかしたら、もう土俵の外に足が出ているかもしれないという感じです。
もう1つの[図表2]のテスラの株価の2年の週足を見てください。
なぜ2年の週足を取っているのかというと今回の相場は2020年から始まっているからです。だから、コロナバブル相場のときから始まったテスラの株価の動きは、これを見れば一発でわかる。
なんと2020年の初めのほうは、まだ100ドルぐらいだった。それが1200ドルになりました。1番の安値からは、この2年ちょっとで20倍以上になりました。これが上昇第1波です。1回落ちて2波があった。いま700ドルを割り込んできていますが、この相場の半値押しはどこかというと890ドルなんです。それを下回ってきています。
マネーバブルの宴の第1幕が終わったということになると、テスラは600ドルまで下がる。これが波動です。まだ引き戻す可能性は残っていますが、テスラの株価に関しては、天井をつけた可能性がある。
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