今の仕事に楽しさややりがいを感じられない人におすすめなのが「起業」することです。35歳で独立してコンサルタントとして「ひとり社長」となり、起業20年目にして年商1億円に迫る勢いの松尾昭仁氏が、著書『ひとり社長になっていきなり年収を650万円にする方法』から、ひとりで起業して成功するための秘訣について解説します。
メニューを複数つくって、まず「定番コース」を提示
値段が分からない商品をあなたは買いますか? 買いませんよね。ですから、値段をまずは明確に設定することを念頭に置きましょう。
そうはいっても、メニューの中に10個も20個も値段の違うものが入っていたら、それはそれで、お客様は迷ってしまいます。そして、その挙句、購入をやめてしまうかもしれません。
あらゆるニーズに対応したいが、複雑すぎても逆効果。このジレンマに対応するためには、「定番コース」の価格表と「全コース」の価格表を別々に提示することです。
レストランやファストフード店でも人気メニューを「ランチAセットBセット」などと別のメニュー表をつくって出しています。今ですとタブレット端末もあるかと思いますが、その場合は最初に表示されている画面のところにおすすめメニューが載っていたりしますよね。
こういった形であらかじめ選択肢を狭めることで、お客さんが商品を選びやすくなるのです。多くの方がここからメニューを選んでいきますが、そのほうがこちらの対応も楽になります。
ただし、一部のお客様がこだわりのあるオーダーを頼んでくることがあるので、その時のために詳細なメニュー表も用意しておいて下さい。
松尾 昭仁
ネクストサービス株式会社
代表取締役
ネクストサービス株式会社
代表取締役
士業や各種コンサルタント、起業家を商業出版やメディア露出で支援する戦略プロデューサー兼、コンサルタント。祖父は戦前、満州にて百貨店、自動車販売会社を経営。父は45年続く建設会社の創業社長という起業家の家系に育つ。大学卒業後、業界大手の総合人材サービス企業を経てコンサルタントとして独立。自身が企画し講師を務めるビジネスセミナーの参加者は延べ1万2000人超え。
著作は28冊。中国、韓国、台湾、タイでも翻訳出版されている。出版プロデュース実績は300冊越え。クライアントは医師、弁護士、税理士、政治家、会社経営者、自営業者、公務員、会社員、主婦、フリーターなど幅広い。
京都女子大学などの高等教育機関、東京商工会議所をはじめとする各種団体、リクルート社、明治安田生命、SMBCコンサルティングなどの民間企業より、講演、セミナー、研修依頼を受ける講師であり、テレビ、ラジオ、新聞、ネット媒体隊からの取材も多い起業家。
趣味はラン&ラーメン。ラン(ジョギング)は月間100キロ走が目標。ラーメンは年回100杯食す。2019年12月ハワイホノルルフルマラソン(42.195km)完走。
『1万2000人を見てわかった! お金に困らない人、困る人』(集英社)、『誰でもビジネス書の著者になれる!出版の教科書』(秀和システム)、『1万人を見てわかった 起業して食える人・食えない人』(日本実業出版社)、『ビジネス書の著者になっていきなり年収を3倍にする方法』(自由国民社)など。
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