今の仕事に楽しさややりがいを感じられない人におすすめなのが、自分がもつノウハウを売る「コンサルタント」として「起業」することです。35歳で独立して「ひとり社長」となり、起業20年目にして年商1億円に迫る勢いの松尾昭仁氏が、著書『ひとり社長になっていきなり年収を650万円にする方法』から、ひとりで起業して成功するための秘訣について解説します。
優良な見込み客は、「セミナー」にやって来る
ホームページを見ていただいて、直接お客様になってもらえればいいのですが、情報がこれだけあふれている時代です。さらに確認したうえでないと、コンサルの申し込みは入ってこないでしょう。
ホームページを見たからといっていきなり対面式の個人コンサルを受けることはなかなかハードルが高いのです。
そこで、対面式の個人コンサルを受注する前に「セミナー」を開催しましょう。
セミナーを開催するメリット
セミナーは「1対多」ですから、受講のハードルも下がります。「とりあえず参加して、合わなかったら途中で帰る」ことも可能になります。料金も数千円と安い価格なら気軽に参加しやすいでしょう。
セミナー開催はひとり社長にとってもメリットがあります。
個人コンサルでは、ひとりのお客様からお金をいただきます。ただ、高額な分なかなか案件の獲得になりません。これが、複数を相手にした場合、「合計何人で何万円」と計算できるのです。
仮に30人のセミナー開催の場合は、ひとり5,000円とすると、1回のセミナーで15万円稼げることになります。
人は「複数回情報に接触してから購入する」と言われています。たとえば、単価の安い「本」であっても、そうなのです。
山手線に乗れば、本のポスターやステッカーが貼ってあったり、書店にいけば、POPを見かけたり、アマゾンでおすすめの書籍が出てきたりすることもあると思いますが、あれらもすべてザイオンス効果(刷り込み)なのです。
ですから、セミナー開催、本の出版、SNSや、ホームページでの情報発信もすべて、個人コンサルを行ったり、スクールビジネスにつなげるためにあなたを効果的に売り込むツールになるのです。
やれることはすべてやりましょう。とにかくお客様の意識の中に刷り込まれることが大切です。
松尾 昭仁
ネクストサービス株式会社
代表取締役
ネクストサービス株式会社
代表取締役
士業や各種コンサルタント、起業家を商業出版やメディア露出で支援する戦略プロデューサー兼、コンサルタント。祖父は戦前、満州にて百貨店、自動車販売会社を経営。父は45年続く建設会社の創業社長という起業家の家系に育つ。大学卒業後、業界大手の総合人材サービス企業を経てコンサルタントとして独立。自身が企画し講師を務めるビジネスセミナーの参加者は延べ1万2000人超え。
著作は28冊。中国、韓国、台湾、タイでも翻訳出版されている。出版プロデュース実績は300冊越え。クライアントは医師、弁護士、税理士、政治家、会社経営者、自営業者、公務員、会社員、主婦、フリーターなど幅広い。
京都女子大学などの高等教育機関、東京商工会議所をはじめとする各種団体、リクルート社、明治安田生命、SMBCコンサルティングなどの民間企業より、講演、セミナー、研修依頼を受ける講師であり、テレビ、ラジオ、新聞、ネット媒体隊からの取材も多い起業家。
趣味はラン&ラーメン。ラン(ジョギング)は月間100キロ走が目標。ラーメンは年回100杯食す。2019年12月ハワイホノルルフルマラソン(42.195km)完走。
『1万2000人を見てわかった! お金に困らない人、困る人』(集英社)、『誰でもビジネス書の著者になれる!出版の教科書』(秀和システム)、『1万人を見てわかった 起業して食える人・食えない人』(日本実業出版社)、『ビジネス書の著者になっていきなり年収を3倍にする方法』(自由国民社)など。
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連載ひとり社長になっていきなり年収を650万円にする方法