(写真はイメージです/PIXTA)

2019年4月1日より順次施行されている働き方改革関連法。この改革は、大企業よりも中小企業にこそ必要といいます。なぜなのでしょうか? 働き方改革の概要や適用時期などの基本情報とともに詳しく解説します。

 

契約企業業界最多(18,200社)のリロクラブが選ぶ最新事例
選ばれる福利厚生の新しいカタチ

資料ダウンロードはこちら≫≫

「働き方改革」の実施で期待できる効果

働き方改革の実施で期待できる効果は、以下のとおりです。

 

[図表6]働き方改革の効果

 

働き方改革の効果は、企業と従業員の両方が享受できる特徴があります。労働生産性の向上や人件費削減などは、恒久的な利益向上を目指す企業にとって嬉しい効果です。多くの効果が期待できる一方、「義務」という観点からみても、改革には早めに取り組むのが理想です。

 

ただし、働き方改革は「ほかの企業も取り組んでいる」という点を留意しておきましょう。周りと同じ取り組みをしても「条件が同じになるだけ」で、働き方改革の効果を感じにくくなります。労働環境を是正し、従業員人材の確保や流出の防止につなげるには、「ほかよりも優れた職場環境であること」が欠かせません。

中小企業への法改正適用はいつ?

冒頭で、働き方改革は「大企業と中小企業とでは施行時期が異なる」と述べましたが、具体的な適用時期はいつなのでしょうか。以下では、働き方改革関連法で企業に対応が求められる法改正項目と、中小企業への適用時期を時系列でまとめています。速やかに対応しないと出遅れてしまいます。優先順位をつけながら着実に対応しましょう。

 

中小企業への適用時期(時系列)

■2019年4月1日から適用

 

[図表7]企業に対応が求められる法改正項目【2019年4月1日から適用】

 

■2020年4月1日から適用

 

[図表8]企業に対応が求められる法改正項目【2020年4月1日から適用】

 

■2021年4月1日から適用

 

[図表9]企業に対応が求められる法改正項目【2021年4月1日から適用】

 

■2023年4月1日から適用(大企業は適用済み)

 

[図表10]企業に対応が求められる法改正項目【2023年4月1日から適用】

 

特に、2023年4月1日から「月60時間超の残業の割増賃金率引き上げ」が適応されるという点を覚えておきましょう。また、将来的に改革の内容が変更される可能性もあるため、正しい情報を得るには、厚生労働省のオフィシャルサイトを参考にしてください。

 

参照:働き方改革特設サイト(支援のご案内)|厚生労働省

 

次ページ改革したいが、なかなか踏み切れない…「推進のコツ」とは?

人気記事ランキング

  • デイリー
  • 週間
  • 月間

メルマガ会員登録者の
ご案内

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

メルマガ登録