(※写真はイメージです/PIXTA)

相続には十人十色の事情があり、場合によっては家族や親族同士の関係を壊してしまうこともあります。そうした事態を避けるためにはどうすればよいのでしょうか。相続に必要な知識や相続を円満に進めるコツについて、後藤光氏が代表を務める株式会社サステナブルスタイルが運営する、相続・終活に関する情報を発信するwebサイト『円満相続ラボ』の記事から、一部編集してお届けします。

 

無料で使える? おすすめの遺言アプリを紹介

ここでは無料の遺言アプリ4点を紹介します。

 

LINE「タイムカプセル」

トーク感覚で遺言内容を記録でき、簡単な質問に答えるだけで、残すべきことを提案してくれる無料の遺言アプリです。

 

必要事項を入力すれば法的な形式に則った遺言書の見本が作成できます。見本を真似して手書きすれば有効な遺言書が完成します。

 

機能は次の通りです。

 

  • 情報通信をSSL暗号化:第三者によるデータの盗聴、なりすまし、改ざん等を防止する。
  • 情報開示前の確認徹底:公開のタイミングを逝去後に開示情報を設定すれば、逝去を証明する書類画像を確認後、事実確認が行われる。
  • パスワード設定:任意でパスワードを設定できる。

 

Husime.com「デジタル遺言書」

ブロックチェーンという、一度記録したら第三者が勝手に書き換えることのできない次世代の情報保存テクノロジーを利用した無料の遺言アプリです。

 

質問事項を入力するだけで、AIが遺言内容をリライトしてくれます。たとえスマートフォンが壊れても、アプリで作成した遺言内容は消失しません。

 

機能は次の通りです。

 

  • ライフストーリー機能:遺言の他に自分史も作成可能。
  • 音声入力機能:アプリの音声に従い入力可能。
  • ブロックチェーンで保管:第三者によるデータの改ざん等を防止。

 

N-first「らくつぐ」

司法書士事務所N-firstが提供する無料の遺言アプリです。チャットボットの質問に画面タップで回答すれば、法律的に有効な遺言書の作成をナビゲートしてくれます。

 

アプリ上での作り直しであれば何回でも完全無料です。自分のライフステージの変化に合わせて、作り直しが可能です。なお、有料のオーダーメイド遺言の依頼はその都度費用がかかります。

 

機能は次の通りです。

 

  • オーダーメイド遺言(有料):依頼フォームからワンタップで送信し、個々の状況や要望に合わせたオーダーメイド遺言の作成をN-firstが行ってくれる。
  • 遺言書必要度診断:チェック項目を直感でタップするだけで、遺言書必要度は何%かを診断してくれる。
  • お役立ちコラム:相続や遺言に関連したコラムを掲載。

 

岡高志行政書士事務所「遺言書AI」

行政書士事務所が運営する無料の遺言書自動作成サイトです。パソコンで自動作成ができるので、スマートフォンのアプリの字が小さく操作しにくい人にも扱いやすいです。

 

入力画面は非常に字が大きく、高齢者でも利用しやすいよう配慮されています。機能は次の通りです。

 

  • チャット相談窓口:相続手続きの無料相談が可能(24時間受付)

自分にあった遺言アプリの利用をしましょう

遺言アプリには、LINEのようにトーク感覚で気軽に作成できるものやブロックチェーン技術で厳重に保存できるもの、オーダーメイド遺言が可能なもの、パソコンで自動作成ができるものなど個性豊かに存在しています。

 

自分が扱いやすく、安心して遺言内容を保存できるアプリを選びましょう。いずれのアプリも基本料は無料なので複数のアプリを試しに利用し、比較してみるのも良い方法です。

 

株式会社サステナブルスタイル

後藤 光

 

※本記事は、株式会社サステナブルスタイルが運営する相続・終活に関する情報を発信するwebサイト『円満相続ラボ』より転載したものです。

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