前回は、所有アパートが「事故物件」となったときの費用など想定外の費用を見てきました。今回は、投資用アパートの構造の特徴を説明します。

基礎知識として押さえておきたい物件の構造

前回までの記事でアパート経営は「ローリスク」だと書きました。株やFXに比べて、収益不動産投資がローリスクなのはよくわかっていただけたかと思います。

 

しかし収益不動産の中でも、私が特に「アパート経営」をお勧めするのには他にも理由があります。今回からはなぜ「アパート」をお勧めするのかを説明しましょう。

 

まずは、どのようなタイプの物件があるのか? 構造に関しては大きく分けて次の3タイプがあります。

 

●木造

もっとも安価で建築可能な構造。建築費の目安は、1ルーム9戸の3階建て物件で5000万円前後。他の構造と比べ単身者向けなどが多いので、家賃は比較的安価になる。

 

●鉄骨造

建築費は木造よりも高め。建築費の目安は、1ルーム9戸物件で7000万円前後(鉄骨には「軽量鉄骨」と「重量鉄骨」があるが、どちらも価格はほとんど変わらない)。その分木造よりも若干家賃を高めに設定できる。東京近郊の家賃相場で、立地・間取り・築年数など同条件での木造との差額は5000~20000円程度。

 

●RC造

ここで紹介する3つの構造の中では、もっとも建築費が高額になる。建築費の目安は、1ルーム9戸物件で9000万円以上。見た目にもしっかりとした構造となり、躯体の耐用年数は最も長い。プレミアム感があり、遮音性も高いので家賃も高めに設定できる。間取りも広めに設定し、新婚夫婦や高所得者向けのものとなることが多い。

本連載は、2014年11月27日刊行の書籍『サラリーマンが30代から「アパート経営」で年収を300万円以上増やす方法』から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

サラリーマンが30代から「アパート経営」で年収を300万円以上増やす方法

サラリーマンが30代から「アパート経営」で年収を300万円以上増やす方法

田脇 宗城

幻冬舎メディアコンサルティング

広がる格差、上がらない給与、将来に備えた生命保険や家のローンに子どもの教育費・・・。働けど働けど出費は増える一方なうえに、将来に対するお金の不安も拭えないという30代のサラリーマンは多いでしょう。 年収がプラス30…

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