まさか、こんなことに…80代女性「安易な老人ホーム選び」に後悔の念【富裕層の老人ホーム選び、失敗談】

まさか、こんなことに…80代女性「安易な老人ホーム選び」に後悔の念【富裕層の老人ホーム選び、失敗談】
※画像はイメージです/PIXTA

大きな病気をせず健康で80歳を迎えた1人暮らしの女性。一生、我が家で暮らすと決めていました。ところが足の骨折が原因で急きょ老人ホームを探すことになりました。本人はすぐに自宅に戻れると信じ「近所ですぐ入居できる」ホームに入居しましたが、さらなる不運が重なり、自宅に戻ることはかなわなくなりました。ライフスタイルに合わない老人ホームでの暮らしに気持ちは沈むばかり。健康なうちに老人ホームを探しておくべきだったと後悔しています。※プライバシーに配慮し、実際の事例と変えている部分があります。

元気なうちに終の棲家を選んでおくべきだった

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気力を失い、ベッドからほとんど起き上がらなくなった瀧島さんの筋力はみるみる衰えていきます。会いに来てくれた長男夫婦はそんな瀧島さんを見て「施設を変えよう」と言ってくれました。こんなことなら最初から自分のライフスタイルにあった老人ホームを探せば良かったと、後悔の気持ちがいっぱいでした。

 

仮の住まいと考えていたから、どのような施設でも良いといったものの、本音を言えば、もちろん設備面に不満がありましたし、食事も口に合わず、無理をしていました。入居者ともなかなか話が合わず、少々退屈な思いをしていたそうです。

 

開業医の奥様だった瀧島さん。自宅はゆとりのある豪華な造りで、四季折々の庭が自慢だったといいます。ずっと住み続ける施設なら、庭の緑のキレイでハイクラスなホームがよかった、好みに合った食事も外せない、バックグランドが似たような入居者が多ければ、楽しく過ごせたかもしれない……次々と悔しい思いがあふれてきます。

 

また自宅で過ごす以外の選択肢を考えてこなかった瀧島さん。きちんとこれからを見据えていれば、施設に入る可能性についても思いを巡らすことも、長男夫婦と話をしておくチャンスもあったでしょう。ご家族と思いを共有していれば、急な話であっても対応できたかもしれません。

 

転居する老人ホーム探しを始めた瀧島さんは「一生、自宅で過ごせると思い込んではだめ。終の棲家は元気なうちに探しておくべきだった」と息子さんにこぼしているといいます。

 

脇 俊介
MY介護の広場 老人ホームを探す マネジャー

 

 

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本連載は、株式会社パセリが運営する「MY介護の広場 老人ホームを探す『高級老人ホーム特集』」内の記事を転載・再編集したものです。

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