「信用」に勝る資産はない
■見合わない報酬をもらっている時は自分からカットの提案をする
僕は「見合わない報酬をもらっているときは自分からカットの提案をする」こともよくやっています。
「この仕事でこんなにもらうのは多すぎる」と思ったら、率直に申し出て下げてもらうのです。
これもマーケッターとしてのスタンスが影響していると思うのですが、「正しいお金の流れ」でないと気持ちが悪いのです。
たとえばスマホを新しく契約するときって、なんか半強制的にアプリを付帯させられたりしますよね。「来月以降いつでも解約できますから」とか言って。でも解約するのを忘れる人が必ずいて、その解約忘れを狙った商法ってあるじゃないですか。ああいうのってイヤなんです。
サブスクの「解約忘れを狙う商法」も同じように、どうも好感が持てません。解約の方法がわざとちょっと面倒になっていたり、ネットではなく電話をしないとダメとか。
そんなところで商売するのではなく、「正しい道で堂々と儲けようよ」と思ってしまうのです。
僕自身も有料のオンラインサロンを運営していたのですが、忙しくなって情報発信がおろそかになってしまい、「これはダメだな」と思ってすぐに閉鎖してしまいました。
オンラインサロンをやっている人の中には、月額が数万円と高額で、「いつでも個別相談できますよ」と掲げているところもあります。でも実際にはほとんど相談は来なかったりするわけです。
それを「楽して儲かる」「ラッキー」と考える人もいるけれど、僕はそういうのは自分がしんどくなってしまうのです。
頂いた分は必ず倍返しにして、ちゃんと成果としてお返しすることを確実にやっていきたいのです。
結局、僕が一番大事にしているもの、一番欲しいものは「信用」なのだと思います。そして僕にとっては「信用」に勝る財産はないと思っています。
■先に作品を作っておいて、チャンスが来たら即、投下する
最近では芸能人や、実業家、インフルエンサーの案件が増えました。
有名人ではやまもとりゅうけんさん、春木開さん、芸能人は契約の関係などで名前が出せない人が多いけど、名前を言えばちょっと驚かれるようなビッグネームの人もいます。
「どうやってそんなすごい案件が取れるのですか」と聞かれることもあるのですが、これも僕の戦略なのです。
たとえば僕はあるアーティストのファンなのですが、その人のLINE構築をやりたいと思っていて、それをスタッフの前でも公言していました。
もちろんそんな大物芸能人とつながる術もないし、当時の僕からすれば夢のまた夢みたいな話でした。
そしてここからがポイントなのですが、夢を語るだけでなく、実際に試作をするのです。スタッフの中からやりたい人を募って、コンペ形式にして作品を募り、みんなで投票して優勝者を決めたりと、イベントみたいにして仲間内でワイワイ楽しくやっていました。
そうこうするうちになんと、そのアーティストと親しいという営業マンとつながることができたのです。
すぐにその人に「実はこういうのを作っちゃってます」と言って見せたら、その人がアーティストに送ってくれたのです。
本人も驚いたと思います。自分の知らないところで、ここまで作っているとはまさか思いもしませんよね。
そこで実際にご本人にお会いすることができて、熱い思いを語り(笑)、担当させてもらえることになりました。
本人を知っている営業マンとつながれたのは、本当に偶然のことでしたが、そこでアカウントの試作を作っていたからこそ、すぐに行動ができたのです。
自分がやりたい案件があったら、もう先に作ってしまう。それも僕なりのマーケティング戦略です。