6対4で自分が損をするくらいがちょうどいい
■クライアントの喜ぶ顔が見たい!
「相手の期待値を超えたい」というのは、やっぱりできたものを見せたとき、クライアントがすごく感動してくれて喜んでくれる、その瞬間を見たいからというのがあります。
その感動を稼ぎたいというのが僕の大きなモチベーションになっています。
そのために最初の段階で「これはこのぐらいしかできないですね」みたいに言って、あえてちょっと期待値を下げるなんてこともします。
そういっておいて、実際にはとんでもなく完成度の高いものを持って行くことで、期待値が増幅するわけです(笑)。
もちろん、それをやることで必ずいい結果が出るとは限らないし、時間も費用も含めてこちらの負担はすごく大きくなります。
というか、最初は時間もお金も考えません。採算度外視で、いきなり全力出して取り組む。自分から原価を削りに行っているようなものです。
気持ちとしては「6対4で自分が損する」ぐらいがちょうどいいような気がしています。
通常は「この作業は工程がこれくらいで、時間がこのくらいかかるので、料金はいくらになります」というアプローチで考えるかもしれないけど、僕はそうではないのです。
これは僕がマーケッターというスタンスも大きく関係しています。
マーケッターとして、「これは正しく売れる形になっているかどうか」という軸で考えてしまうのです。制作者ではあるけれど、マーケッターとしての視点がどうしても出てきてしまいます。
ウェブマーケ的に必要とされるもので、有効なものかどうかということをものすごく考えるし、そうでないものは気持ち悪いから、正しく売れる形になるまで、やり切ってしまうのです。
誠words
採算度外視でいきなりマックスの力を出していく
■利益確定は先に延ばす
自分が損をするぐらいの勢いでやるなんて、経営者としてはダメかもしれないけど、僕の経験ではお客さんが喜んでくれれば、結果的にはいい流れになって、自分もトクをするということがほとんどです。
追加の発注にあったり、口コミになって新しい契約が取れたり。さらにそれが業界に広がっていけば、最終的に大きな利益となります。
考え方として「利益確定をどこでやるか」ということです。目先の利益を取るのではなく、利益確定を先に延ばすのです。
それによって今はもしかしたらソンをしてしまうかもしれないけど、将来的にはそれがいい方向に行く。僕はそれで成長してこられたと思っています。
誠words
利益確定を先に延ばせばその分、大きな利益となって還ってくる